押さえておきたい不動産売買の基礎知識とは?
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公開日:2023/02/21
初めて不動産を売買する際は、大きな金額が動くため、ある程度知識を身につけてから始めることをおすすめします。
何も知らないまま担当の不動産企業に丸投げをしては、金銭や契約トラブルに発展する可能性があるほか、納得がいかないまま制約することもあるでしょう。
不動産の売買において、最低限知っておいたほうが良い知識について解説します。
初めて不動産を買うときに知っておきたい基礎知識
将来の生活費や子供の教育費用を用意するため、不動産投資を始める方もいらっしゃるでしょう。
初めて不動産を購入する際はどこから初めてどのような知識を身につけたらよいか迷います。
ここでは、不動産を購入する際に最低限知っておくべき知識をご紹介します。
資金計画を立てる
不動産を購入すると、税金や手数料など、本体価格以外に付随する費用があります。
購入形態や不動産の規模にもよりますが、およそ本体価格以外に以下の費用が発生します。
・不動産企業の仲介手数料
・契約印紙代
・登記費用
・固定資産税
・不動産取得税
・火災保険料
・融資保証料
・修繕積立一時金
購入して自分が利用する場合は、住宅ローンを利用する方もいらっしゃるでしょう。
ただし、綿密な返済計画を立てなければ、資金繰りが難しくなる可能性があります。
一方で、投資目的で購入する場合は、住宅ローンではなく現金払いが一般的であり、ローンを組んで購入するのは非常にリスクが高いです。
購入も投資も現金払いがおすすめです。
不動産の「購入」と「投資」の違い
不動産にお金を支払って自分の所有物としたい場合、「購入」と「投資」が一緒になっている方がいらっしゃいます。
双方の違いを明確に理解しており、かつ目的があるなら問題ありませんが、そうでない場合は購入後に後悔する可能性があります。
また双方の違いは以下の通りです。
形態 | 概要 | 目的 | 判断基準 |
---|---|---|---|
購入 | 不動産を購入して自分自身が利用する。 | 生活したりお仕事をしたりするための場所が必要で、自分自身が不動産を利用する。 | 購入すると自身の生活が豊かになるか?不動産を利用して将来の夢が実現できそうか? |
投資 | 不動産を安く購入して高く売る。 | 対象の不動産が欲しい、または使いたいと考えている人に売却または貸して、資産形成がしたい。 | 購入することは損か得か? |
自分が行いたいのはどちらなのかを明確にしておきましょう。
初めて不動産を売るときに知っておきたい基礎知識
手放すとはいえ、不動産は自身にとって大切な資産ですから、できるだけ高く売りたいですよね?
「安く買い叩かれたらどうしよう?」
「仲介と買取ってどう違うの?」
など、不動産を始めて売却するときには上記のような不安がつきものです。
納得した価格で売るために、最低限知っておくべき基礎知識について解説します。
不動産の価格相場を知る
不動産を売却する際、一番気になることは「不動産がいくらで売れるのか?」でしょう。
売却した際に手元に残る金額は、実際に成約しなければわかりませんが、おおよその金額を知ることはできます。
不動産の売却額が果たして適切か?不適切か?は、複数の不動産企業で査定をしてもらい、相場を知ることで判断できます。
たとえば、売却する際に700万円の査定を受けたとします。
しかし他の不動産で査定してもらった際は、平均で約1,000万円の値が付きました。
すると、初めの不動産の査定額は不適切であり避けたほうが良いことがわかります。
査定基準は不動産企業により異なりますが、少なくとも
「安く買い叩かれたらどうしよう?」
という不安は、複数の不動産企業で査定してもらい、相場を知ることで解決できます。
「仲介」と「買取」の違い
不動産を売却する方法は、主に「仲介」と「買取」があり、どちらも不動産企業が関わります。
双方の違いは以下の通りです。
形態 | 概要 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
仲介 | 不動産企業が、不動産を探している顧客と不動産を売りたい顧客の間に入り、不動産の販売活動を代わりに行ってくれます。 | 買取と比較すると、売却額が高い | 現金化できるまでの期間が長い。 |
買取 | 不動産企業が、販売活動を行わずに不動産を直接買い取ります。 | 現金化できるまでの期間が短い。 | 仲介と比較すると、売却額が6~7割程度に減少する。 |
仲介は、不動産の立地や状態がよければこちらが希望する価格で売れることもあるため、比較的高く売れる傾向にあります。
しかし、いつ売れるかわからないため現金化できるまでの期間は長いといえます。
一方で買い取りは、不動産企業が直接買い取るため、現金化までの期間が大幅に短縮できます。
しかし、リフォームを施したり手を加えたりしてある程度整えてから売り出すため、売却額は大きく下がり、すぐにでもまとまった資金が欲しい方におすすめです。
まとめ
不動産の売買において、最低限知っておくべき知識について解説しました。
大きな金額でやりとりするため、取引は慎重に行いたいものです。
大切なことは、信頼できる不動産売買の担当者に出会うことと、完全に丸投げをしないことです。
できるだけ早くまとまった資金が必要な場合を除き、納得がいく金額で売却できるまで、根気強く待つのも手です。