賃貸物件のインターネット回線の契約方法について
INFORMATIOIN
公開日:2022/11/22
今やインターネットの普及率は高く、新築の賃貸物件ならインターネットが完備されていないところはほとんどないでしょう。
ただし古い建物や地方にある物件の場合は、インターネット未導入またはADSL回線が引かれていることもあります。
この記事では、戸建てまたはマンションアパートの賃貸物件に住むときに、インターネットが使えるようになるまでの手順や注意点について解説します。
戸建てとマンションにおけるインターネット契約の違い
賃貸物件において自室にインターネットが引かれていなかった場合は、自分で手続きを行う必要があります。
インターネットを契約する際は、はじめに戸建てプランかマンションプランを選択します。
それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、自分に合った方を選択しましょう。
戸建てプランとは?
インターネット回線を近所から自室へ直接引くことで、インターネットを利用できるようにします。
そのため回線が速い、お得なセット割が受けられるなど、自分がつなぎたい回線を自由に選んで引くことができます。
また配線箇所も配線方法も自身で決められるため、自由度が高いプランです。
ただし戸建てプランの場合、壁に穴をあけて線を引く工事が必要になるため、必ず管理者の許可が必要です。
管理者によっては壁に穴をあけることを嫌がる方もいらっしゃいます。
またマンションやアパートにお住まいでも戸建てプランが申し込めますが、新しく回線を引くということは、再び工事が必要になるため、管理者の許可が必要です。
マンションプランとは?
マンションプランは、インターネットの配線をマンションやアパートの共用部分にまで引っ張り、そこから各部屋に配線することで、インターネットが利用できるようにします。
ここで共用部分にまで引っ張っている場合は「インターネット対応物件」と表記されており、各部屋まで配線されている場合は「インターネット完備物件」と表記されているでしょう。
複数の世帯で共有して使用するため、インターネット料金が割安になるというメリットがあります。
賃貸物件でインターネット環境を整える手順
インターネットを申し込む業者を決定したら、できるだけ早めに申し込みましょう。
インターネットの開通工事は非常に混み合いやすく、申し込んでから長くて数か月かかる場合があります。
現状のインターネット開通状況を確認する
賃貸物件におけるインターネットは、主に以下3つのうちのどれかに該当しています。
・各部屋にまでインターネット環境が整っている(インターネット完備物件)
・共用部分には配線されているが各部屋には配線されていない(インターネット対応物件)
・共有部分にも配線されていない(インターネット未導入)
分からなければ、管理者の方へ問い合わせてみましょう。
賃貸物件の管理会社へ許可を得るべき場合とは?
インターネット完備物件なら申し込みも工事も必要ありません。
入居したその日から使用できますが、引かれている回線に不満がある場合は、自分で新しく申し込む必要があるでしょう。
またインターネット対応物件なら、すでに共用部分までインターネット回線が引かれているため、あとは自室内まで引いてくるだけで完了します。
多くの「インターネット対応物件」では、自室に引くだけの工事の場合は管理者に許可を得る必要はないでしょう。
ただし共用部分にあらかじめひかれている回線以外のインターネットを利用したい場合は、新しく工事が必要なため管理者からの許可が必要です。
そして「インターネット未導入」物件の場合は、戸建てプランなどで自室にインターネット回線を引く必要があります。
ただし戸建てプランよりもマンションプランの方が、毎月の費用が安くてお得です。
そのためできれば、自分のほかにもインターネットを利用したい人がいないか探し、複数人で契約することをおすすめします。
インターネット工事を申し込む
管理者からの許可を得たら、希望する業者へインターネット工事を申し込みます。
申し込みは「フレッツ光」や「NURO光」などのインターネットプロバイダの公式サイトから申し込み、希望日時を指定します。
工事は、自室への配線と共用部分からの配線と、どちらも立ち合い工事になります。
工事中は、申し込んだ本人が自宅へいる必要があるため、空いている日にちを選んで申し込みましょう。
インターネット工事に着工
指定した日に専門業者さんが自宅まで来て工事を行ってくれます。
業者さんが家に来るときは、必ず自宅にいるようにしましょう。
部屋へインターネット回線を引くだけの工事なら、約1~2時間で済みます。
また共用部分に引く工程が必要な場合は、約2時間で工事が完了します。
また工事が完了した後は、きちんとインターネットがつながるかどうか専門業者さんに確認してもらいましょう。
まとめ
賃貸物件において、インターネットを利用できるようにするための手順やポイントについて解説しました。
今や新しい賃貸物件なら、インターネットが完全に未導入ということはほとんどありません。
しかし古い建物の場合はインターネット自体が導入されていない場合があるため、自身で手続きが必要です。
ますは自身が住んでいる建物のインターネット状況を確認し、必要なら管理者に許可を得る必要があります。
速めに工事を申し込んで、使いやすいインターネット回線を早めに利用できるようにしましょう。