【オール電化賃貸】のメリットとは?一人暮らしでの電気代の節約方法も解説!
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公開日:2024/08/20
オール電化賃貸物件は、近年注目を集めている住宅形態の一つです。
従来のガスを使用せず、電気だけで暖房や給湯を行うシステムです。
オール電化賃貸の最大のメリットは、省エネ性にあります。
従来のガスを使用する暖房や給湯に比べて、電気を使用することで無駄な燃料の使用を抑えられるため、エネルギーの消費を抑えて環境に優しい暮らしが実現できます。
またオール電化賃貸は安全性が高いといえます。
ガスを使用しないため、火災や爆発のリスクが低くなります。
また給湯器などの機器も電気を使用するため、点火時のトラブルや漏れなどが起こりにくいでしょう。
当記事では、オール電化賃貸住宅でできることや一般の賃貸住宅との電気代の比較、また電気代節約術や、実際に住んでいる人の声を紹介します。
一人暮らしを始める場所としてオール電化賃貸住宅への引っ越しを検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
オール電化賃貸とは?
オール電化賃貸とは、一般の賃貸住宅のようにガスをほぼ使用せずに電気だけで生活することができる賃貸物件のことを指します。
オール電化賃貸は、昨今では環境に配慮した住まいとして注目されており、省エネルギーで快適な暮らしが実現できます。
オール電化賃貸の特徴の一つは、電気を使用することで排出されるCO2の削減に貢献できることです。
従来のガスや灯油を使用した暖房や給湯に比べて、電気を使用した暖房機器や給湯機器は効率的であり、CO2の排出量を抑えられます。
また再生可能エネルギーを活用することで、さらに環境への負荷を軽減できるでしょう。
さらにオール電化賃貸は、一般の賃貸住宅と同様に電気料金が従量課金制度になっています。
さらに電気料金の支払いはインターネットやスマートフォンを通じて簡単に行えるため、節約意識も高められるでしょう。
一方で、オール電化賃貸には注意点もあります。
たとえば停電時にはガスや灯油などの代替エネルギーが利用できないため、十分な備蓄や備えが必要です。
またオール電化賃貸物件に住む際には、電気の使用量に注意する必要があるでしょう。
無駄な電力の使用を避けるためにも、省エネルギーの意識が求められます。
オール電化賃貸は環境への配慮や省エネルギーを重視する方々にとって魅力的な住まいです。
しかし、電気の使用量など生活環境やライフスタイルに合わせて検討することが重要です。
オール電化賃貸とオールガスの違い
オール電化賃貸とよく比較される住宅に「オールガス」があります。
オール電化賃貸とオールガスの違いについて解説します。
オール電化賃貸でできること
オール電化賃貸物件は、従来のガスを使用しないことでCO2排出量を削減するため、省エネルギー効果が期待できます。
それらを含めて、オール電化賃貸は下記のような生活が実現可能です。
・省エネルギーで快適な暮らし
オール電化の特徴は、エネルギーの効率的な利用にあります。
電気だけで暖房や給湯を行うため、エネルギーのロスが少なく、快適な室温を保ちながら節約が可能です。
また、エアコンやIHクッキングヒーターなどの機器を導入することで、より効率的な暮らしが実現できます。
・安全面の向上
ガスを使用しないことで、突然のガス漏れや火災などのリスクが軽減できます。
特にペットとお住まいの予定の方にとっては、安全面においては大きなメリットと言えるでしょう。
・環境への配慮
オール電化は、地球環境にも配慮した暮らしを実現できます。
CO2排出量の削減により地球温暖化対策に貢献することが期待できます。
また、再生可能エネルギーの利用促進にもつながります。
オール電化賃貸は、快適で安全な暮らしを実現するだけでなく、環境への配慮やメンテナンスの容易さなど多くのメリットがあります。
長い期間を見据えれば、一般的な賃貸物件よりも出費が減らせる可能性があるでしょう。
オールガスでできること
オールガスとは、賃貸物件のメインエネルギーをガスで補われる賃貸物件のことで、ガス代が家賃に含まれることもあります。
北海道などの寒い土地では、オールガスの賃貸物件が人気です。
・ガス代が家賃に含まれる
家賃が含まれている場合は、入居者は家賃以外に別途でガス料金を支払う必要がなくなります。
そのため家計の管理に便利でしょう。
・暖房効果が大きい
冬場に暖房を多く使用する家庭では、ガス代が高額になることがありますが、オールガスの賃貸物件では料金が安い都市ガスを利用する場合がほとんどのため、光熱費にかかる費用をおさえられます。
・停電時も安心
停電が起きた際、電気をメインに使用する家電製品や給湯が一切使用できなくなります。
しかしオールガスならばたとえ停電時においても通常通り、給湯機能が使用できます。
オール電化賃貸で一人暮らしをするメリットとデメリット
IHや家電製品など、自身の生活はオール電化のほうがよいのではないかとお考えの方は、ぜひオール電化賃貸を検討してはいかがでしょうか?
しかしオール電化賃貸は電気がメインエネルギーのため、停電時にはあらゆる設備が使用できなくなるなどのデメリットもあります。
メリットとデメリットの双方を把握して、自身にふさわしい賃貸物件を検討しましょう。
メリット
オール電化賃貸で一人暮らしをするメリットについて紹介します。
オール電化賃貸は、ガスをほぼ使用せずに電気を利用して暮らすため、人によっては快適さが上がったり出費が抑えられたりするでしょう。
・ガスの使用による安全性の不安が払しょくされる
ガスを使用しないため、ガス漏れや火災のリスクが低くなります。
特に一人暮らしの方にとっては、安全面での配慮が重要なので、オール電化賃貸なら安心です。
・環境へ配慮した生活ができる
オール電化賃貸はガスを使用しないため、二酸化炭素や窒素酸化物などの排出量が少なく、環境にやさしい暮らしが実現できます。
地球温暖化の抑制や大気汚染の削減にも貢献できるため、環境への配慮を大切にする方にはおすすめの選択肢です。
・エネルギー効率の向上が期待できる
オール電化賃貸では、電気を使用することでエネルギー効率を向上させることができます。
省エネ設備や太陽光発電などの導入により、光熱費を抑えることができるため、経済的な面でもメリットがあります。
・メンテナンスの容易さ
ガス設備が不要なため、定期的な点検やメンテナンスが不要になります。
そのため住人の負担が軽減されると同時に、管理コストが減ります。
以上のように、オール電化賃貸で一人暮らしをすることにはさまざまなメリットがあります。
環境への配慮や安全性、経済的な面からも魅力的な選択肢であるため、一人暮らしを考える際には検討してみる価値があります。
デメリット
一方で、オール電化賃貸で一人暮らしをする際のデメリットについて考えてみましょう。
・停電時に使用できない設備が多い
オール電化賃貸では、電気がストーブや給湯器などの暖房設備に必要不可欠です。
そのため停電が発生した場合には暖房やお湯が使えなくなるため、生活に支障をきたす可能性があります。
・電気料金が高くなる可能性がある
デメリットとして電気料金の高さが挙げられます。
一般的に電気はガスや灯油よりも高額なケースがあるため、暖房や調理などを頻繁に使用する場合には、光熱費がかさむことが考えられます。
オール電化賃貸で一人暮らしをする際には、停電時の影響、電気料金の高さについて考慮する必要があります。
非常事態への備えや、電気代を節約するための方法についてもあらかじめ検討しておきましょう。
オール電化賃貸と一般の賃貸物件の電気代比較
オール電化賃貸に住む際、やはり気になることが毎月かかる電気代ではないでしょうか。
一般の賃貸住宅を比較して、どれくらい電気代に差が生じるのか、下記にまとめてみました。
プロパンガス・電気併用 | オール電化 | |
電気代 | 4,830円 | 11,867円 |
ガス代 | 5,280円 | ― |
合計 | 10,110円 | 11,867円 |
【出典】一般社団法人プロパンガス料金消費者協会「電器・ガス併用新時代」オール電化の電気代が高い3つの原因と有効な対策(https://www.propane-npo.com/electricity-gas/useful/electric-high.html)
上記は、関東地方にある住宅の請求金額の平均を算出したものです。
毎月双方の差が1,757円も発生しており、オール電化よりもプロパンガス・電気併用の料金が高いことが分かります。
その差は年間で21,084円にものぼります。
お得なオール電化賃貸を選ぶ際のポイント
オール電化賃貸に住むことでお得感を得るためには、いかに電気代が安くできるかにかかっています。
そのためには契約するプランを見極めたり、物件に備えられている設備に注目したりするとよいでしょう。
オール電化賃貸物件を検討するにあたり、同時に確認しておきたいポイントについて解説します。
夜間・深夜帯に電気代が安くなるプランに入る
多くの電気会社は、夜間・深夜帯の利用により電気料金が安くなるプランを提供しています。
昼間は電気代が高くなりやすいため、できるだけ夜間・深夜の割安プランを契約して該当の時間内で電気を利用するとよいでしょう。
たとえば洗濯・掃除・給湯などは夜間に行う、など工夫することで電気代が大幅に安くできます。
また食事も、夜間に作り置きを作っておくことで朝や昼間にIHヒーターを使用することがありません。
オール電化賃貸物件に住む人の中でお得に感じている方の多くは、できるだけ夜間・深夜に電気を使用するよう心がけているようです。
蓄電池・太陽光発電付きの物件を選ぶ
オール電化賃貸物件の中には、太陽光発電と蓄電池の設備を兼ね備えている場合があります。
昨今では自治体によっては太陽光発電の設備に助成金や補助金を出しているところが多くあり、対象の物件に引っ越すことでも受け取れる場合があります。
また蓄電池があれば、停電時もあらかじめためておいた電気が使用できるため安心です。
太陽光発電だけではなく、作った電気を蓄えておける蓄電池もセットになった物件を選びましょう。
省エネ機能付きエコキュートを選ぶ
省エネ機能付きエコキュートとは、省エネ機能を備えた電気温水器のことです。
エコキュートは一般的な電気温水器と比較して、より効率的に電力を使用するため、消費電力が少なく環境にやさしいといわれています。
またエコキュートには、外気温や水温に応じて適切な温度で温水を供給するための制御機能があります。
そのため無駄な電力消費を抑えられ、一定の時間帯や使用頻度に応じて運転を制御するタイマー機能も搭載されています。
さらに一部の省エネ機能付きエコキュートには、太陽光発電システムや蓄電池と連携する機能を兼ね備えているものもあり、過剰に電気が作られて、かつ蓄電池にもためられない分を自動で活用できます。
自治体によってはエコキュート設備に補助金や助成金を出しているところもあるため、対象の物件に引っ越すことでも受け取れる場合があります。
オール電化賃貸の電気節約術10選
オール電化賃貸は、メインエネルギーが電気なので、電気代をいかに節約できるかが重要です。
誰でも簡単に取り組める、電気節約術を10種類ご紹介します。
◆明るい時間帯の照明の利用を避ける
日当たりが良い物件なら、日中は照明がなくても部屋が明るく快適に過ごせるでしょう。
部屋が暗くなる時間帯まで、できるだけ部屋内の照明は使用しない、またデスクスタンドのみなど必要最低限の照明器具の利用に留めることで、電気代の節約につながります。
一つだけでも十分に明るくなる照明器具の利用がおすすめです。また外出時も、照明をつけっぱなしにして外出するのではなく、こまめに消してから外出するよう心がけましょう。
◆冷蔵庫の設定温度を上げる
実は冷蔵庫の設定温度を上げるだけでも大幅な電気代の節約につながります。
外気温が低くなりやすい秋や冬の場合は、通常よりも設定温度を1ランクから2ランクほど上げましょう。
また夏は、保管している食材が傷まない程度の温度に設定します。
そして冷蔵庫の扉は、開ける時間が長ければ長いほど冷気が外へ逃げるため、上昇した温度分さらに電気を使って冷やそうとします。
そのため冷蔵庫・冷凍庫を開ける時間は短くなるよう心がけましょう。
◆エアコンの使用は扇風機と併用する
昨今の真夏はエアコンがなければ、とても生活できないでしょう。
節約を意識しすぎてしまうと、熱中症になるおそれもあります。
そのため、決して無理だけはすべきではありません。
エアコンの省エネ設定温度は夏が冷房28℃、冬は暖房20℃とされています。
しかし推奨温度でも快適に過ごせない場合は、真夏のときは扇風機を併用する方法がおすすめです。
扇風機で部屋内の風を循環させることで、暖かい空気が留まることなく動くため快適に過ごしやすいでしょう。
◆夏はエアコンを除湿モードにする
自宅のエアコンに「弱冷房除湿」モードがある場合、積極的に利用することをおすすめします。
室内の温度が高いと感じる原因の一つが湿気です。
湿気を取り除かないでいる場合、どれほど低い冷気を送っても体感温度が下がらない場合があります。
除湿モードは、取り込んだ室内の空気を冷やして除湿したうえで再び出す仕組みのため、少ないエネルギーで稼働できるのです。
エアコンの仕組みによっては除湿モードの電気代が安くなる場合があります。
◆省エネモード付きの家電製品を購入する
昨今では、省エネを意識した製品が多く販売されており、消費電力量が年々下がっています。
そのため10年前の家電製品と最新の家電製品を比較した場合、消費電力量が2倍以上も違ったという検証結果も出ています。
引っ越し後も、これまで使用していた家電製品を引き続き使用したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、省エネモードが付いた最新家電の消費電力量は非常に少なくなっているため、思い切って買い替えるのも手です。
◆遮熱効果のあるカーテンで窓を遮る
真夏や真冬の室内温度が急上昇したり急降下したりする原因の多くは、窓にあります。
真夏は窓から差し込む太陽の光で一気に室内温度が上昇し、エアコンの消費電力量も比例して上がります。
また真冬も、窓から伝わる冷気により室内温度が急激に下がるため、エアコンの暖房使用時の消費電力量が上がります。
そのため、遮熱効果のあるカーテンを使用することで、真夏も真冬も外側からの影響を少なくできるでしょう。
◆夜間に洗濯機を回す
通常、騒音や日当たりの関係から洗濯機を稼働させるのは日中である場合がほとんどでしょう。
しかし、電気代を節約したいならば夜間に行うことをおすすめします。
契約している電気料金プランを見直したとき、夜間による使用の電気料金が安くなっている場合があります。
そのようなときは、電気を使う家事や作業はできるだけ夜間に行ったほうがお得です。
隣近所の生活音が気にならない場所に住んでいるなら、自身の家の洗濯機の音も聞こえない可能性が高いので、夜間に洗濯機を動かして部屋干しし、次の日に晴れたら外で干すようにするとよいでしょう。
◆契約している電気料金プランを見直す
自身が契約している電気料金のプランを見直すことでも、電気代がお得になる場合があります。
たとえばほとんどの電気料金プランではアンペア制を導入しており、契約しているアンペア数により基本料金が異なります。
つまり、それほど利用していないにもかかわらずアンペア数が高いプランを契約すると、割高な基本料金が発生するため損をしていることになります。
一人暮らしならば20~30アンペアほどで十分電気をまかなえるでしょう。
◆使用していない家電はスリープモードにする
ほとんどのパソコンやテレビなどには、スリープモードが付いています。
スリープモードに設定することで、消費電力を最小限に抑えたうえで、次回起動した際に、スムーズに起動できるようにするための機能です。
実はほとんどの家電は、起動時が最も電力を消費するといわれています。
そのため、長時間使用しない場合を除き、スリープモードにしてから離席するようにしましょう。
また改めて起動する際にスムーズに立ち上がるため、完全に電源を切るよりはスリープモードの方がお得です。
◆家電を使用する頻度を減らす
家電製品は使用すれば使用するほど多くの電力を消費します。
そのため、家電製品を使用する頻度を想いい霧減らすことも一つの方法です。
たとえば一人暮らしなら洗濯機の使用頻度を1回減らしてみる、冷蔵庫の開閉回数を減らす、ちょっとした箇所のそうじなら掃除機ではなく粘着シートを使用するなど、いろいろな工夫ができるでしょう。
また、思い切って家電製品を売ったり処分したりして、使用する家電製品自体を減らす方法も効果的です。
オール電化賃貸に住んで良かった人の感想
実際にオール電化賃貸に住んでいる人の中で、選んで良かったと考えていらっしゃる方の、実際の感想を集めました。
自身のライフスタイルにも当てはまりそうかどうか、参考にしてください。
◆IHが付いたシステムキッチンを使いたくてオール電化賃貸に住み始めました。
吹きこぼれても、サッとひと吹きするだけで掃除ができてしまうため非常に楽です。
また契約している賃貸物件が提携している電力会社のサイトを見たところ、ひとり暮らしなら、もうワンランク下のプランにしてもいいかと思って変更したら、年間の出費が大きく減りました。
ガスと併用だとコンロの掃除が大変ですし、もっと光熱費の費用がかかっていたように思います。
◆契約したオール電化賃貸物件が、太陽光発電の設備が付いており、売電の費用を差し引いたら年間の電気代が非常に安くなりました。
電力会社のプランと太陽光発電のプランを確認して、おおよそ自分が使用すると思われる量に見合ったプランを選べば、本当に電気代が安くなります。
また蓄電池の設備も付いているため、万が一停電があったときもあらかじめためておいた電気を住人みんなで利用できるためとても安心です。
太陽光発電の設備が付いているなら、必ず蓄電池が付いた物件を選ぶことをおすすめします。
◆光熱費の請求が電気のみなので、出費の管理が大変楽になりました。ガスがないため一本化できます。
また自分は夜型の生活をしているので、夜から早朝にかけて電気代が安くなるプランに申し込んでおけば、驚くほど電気代がかかりません。
またガスにまつわる心配事もないので、長期間家を空けていても安心です。
特に夜職に就いている人は、夜間に電気代が安くなるため非常におすすめです。
昼間は電気代が高くなってしまうため、家事や家電を使うことはできるだけ夜間にやっておいた方がいいですよ。
◆ガスを使わないので、ガス料金が発生せず、電気料金だけですみます。
深夜の電気料金が安い時間帯にお湯をわかしてタンクに貯めておけば、電気代の大幅な節約になるためガスと併用していたころよりも光熱費がお得になりました。
さらに深夜の電気代が安いときに、洗濯機と乾燥機までまわすので、安くすみます。
またIHクッキングヒーターのおかげで、タイマーを使用でき、切り忘れも防げるため安心ですよ。
◆オール電化賃貸に住み始めてから、電気料金が1年で20000円ほど安くなりました。
曜日と時間帯で1キロワットあたりの電気料金が設定されているプランにしているので、高い時間帯には電気をなるべく使わないように自分自身で意識できるためとても良いです。
またエコキュートや太陽光発電の設備が付いた物件なら、自治体によっては補助金が出るので調べる価値ありです。
補助金や電気料金のプランによっては、とても安くできるためおすすめです。
◆自分が住む地域には都市ガスがなく、プロパンガス一択でした。
そのため、ガスと併用するよりもオール電化の光熱費が安くなります。
同じ地域に住む知人に聞いたところ、毎月の光熱費が自分よりも5000円ほど高いことが分かりました。
都市ガスよりもプロパンガスの方がガス代は高いです。
住むことを検討している地域がプロパンガスしか選べない場合は、オール電化賃貸物件の方が年間の光熱費はとてもお得になると思います。
オール電化賃貸に住んだもののあまりお得に感じなかった人の感想
一方で、オール電化賃貸物件に住んでいるものの、不便に感じたりお得に感じなかったりする方もいらっしゃいます。
いい意見と悪い意見の双方を聞くことで、オール電化賃貸物件は自分に合っているのかどうか見極めましょう。
◆一番安いのは、都市ガス+電気代ではないでしょうか。
オール電化賃貸は、かつて住んでいた都市ガスの時とたいして光熱費は変わらない気がしました。
それどころか若干都市ガスの時よりオール電化の方が高いです。
深夜電力をフルに活用すれば、もう少し安くなるのかもしれません。
特に私は現在在宅ワークなので、家の中に入り浸りです。
そのためエアコンによる電気代がすごく高くなってしまいました。あまりお得感は感じていません。
◆ほぼ毎日のようにお湯を沸かしてお風呂に入ります。
オール電化賃貸ならば給湯も電気なので、電気代が毎月高いです。
特に冬は、水温が下がれば同じ温度に水を沸かすのに電気がより多く必要になります。
また電気単価が安い深夜に沸かして翌日そのお湯を使うなどの工夫をしていますが、外気温が低いと沸かしたお湯が冷めやすくなり、その分翌日沸かすのにまた電気が多く必要になるためあまり効果はありません。
お風呂にたくさん入る人はオール電化賃貸じゃないほうがいいかもしれません。
◆オール電化賃貸のワンルームに住んでいますが、電気代が高くなったことにビックリしています。
以前、ガス併用の物件に住んでいたときは月の電気代が1万くらいだったにもかかわらず急に2万円になってしまいました。
暖房は弱くしてできるだけ着込むようにするなど電気代の節約に努めていますが、あまり効果はありません。
冷房よりも暖房の電気代がかかるそうなので、冬の間は何とか乗り切るしかないかとあきらめています。
◆台風の影響で、建物自体が停電になりました。オール電化賃貸なので、当然何もできません。
トイレもタンクレストイレなので自動で流せませんし、お風呂も沸かせないため非常に不便でした。
太陽光発電と蓄電池の設備があれば、昼間に貯めておいた電気が利用できるのかもしれませんが、設備がない場合は、停電時には本当に何もできないと思っておいた方がいいです。
私は3階に住んでいるので上り下りができますが、高層マンションに住んでいる人でエレベーターが止まったときは大変だと思います。
◆オール電化の場合は、当然ですが電気を使えば使うほど料金が上がります。
しかし電気代が安くなるプランの内容はほとんど、深夜か平日の利用のみなので、昼間および土日・祝日に家にいて活動することが多い自分にとっては、電気代が高くつくためお得に感じませんでした。
夜職に就いている方や、平日がお仕事休みの人なら電気代が安くなる時間帯に活動したり家事をやったりすることが多いと思うので、オール電化賃貸物件がお得に感じやすいと思います。
◆電気のみに頼っているので、配電システムが故障したり停電したりすると、本当に何もできなくなります。
また複数の家電製品を同時に使用していると、容量を超えてショートしてしまったり、ブレーカーが落ちたりすることがあります。
また備え付けのエコキュートが深夜帯に動くので、動作音が気になります。
特に冬場はエコキュートが何度もお湯を湧き上げてくれるので、他の家電を利用することでブレーカーが落ちないか心配になるときがあります。
まとめ
オール電化賃貸とは、ガスを一切使用せずに電気で生活することができる賃貸物件のことを指します。
オール電化賃貸には環境にやさしい、またガスによる事故のリスクがなくなるなどの大きなメリットがある一方で、電気代が通常の物件よりも割高になりやすいなどのデメリットもあります。
しかし、日常において誰でも実践できる電気代節約術を活用することで、電気代が少ないまま快適な生活を送れるでしょう。
またオール電化賃貸住宅に、実際に住んでいる人たちからはいい声もあれば悪い声もあります。
双方の意見を参考にしつつ、自身のライフスタイルに合った賃貸物件を探しましょう。
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