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賃貸物件内見時の採寸方法と計測すべき場所を吹田市の不動産屋が解説

INFORMATIOIN

公開日:2024/10/31


賃貸物件を借りるなら、自分にとって住み心地が良いお部屋に住みたいものです。
そのためにインターネットで物件を探して、不動産屋さんを渡り歩きながら希望のお部屋を探す方もいらっしゃるでしょう。

候補がある程度絞れたら、お部屋の内見を行います。
インターネットの画像や写真で見る場合と実際の目で確かめる場合とでは大きく異なり、特にお部屋の内寸やサイズ感は測ってみなければ分かりません。

当記事では、内見を始める際に採寸しておいた方が良い場所や注意点、そのほか内見時に注意すべきポイントについて解説します。
内見を有意義な時間にするため、これから内見を検討されている方はぜひ参考にしてください。

内見とは?採寸を行うべき理由


賃貸物件の内見とは、実際にお部屋へ訪ねて中の様子や間取り、建物内を見学することです。
内見によって日当たりや風通し、実際のお部屋の広さや生活動線など、サイトの画像のみではわからないことが確認できます。

一般的には、お部屋を公開している不動産屋さんに予約を取り、店舗または現地に集まることがほとんどです。
店舗の場合は、不動産屋さんの車に同乗して建物まで行き、お部屋の鍵を開けてもらって見学します。
不動産屋さんの説明を聞きながらお部屋を見学し、さらに建物の共同設備や使い方についての説明も聞けます。

ここで内見時お部屋の採寸をしておけば、家具や家電を早めに購入したりお部屋のレイアウトを考えたりする際に役立ちます。
また引っ越し先に設置したい既存の家具や家電があるならば、実際に配置が可能かどうかも確認できるでしょう。

そのため内見ではできるだけ、気になる場所の採寸をおすすめします。

内見時に採寸するべき場所とは?


実際に、内見時に採寸すべき箇所について解説します。
お部屋の広さにもよりますが、採寸して記録する作業はやや時間がかかるため、あらかじめ不動産屋さんへ内見に欲しい時間を伝えておくと安心です。
またお部屋の広さ別に、かかることが予想される時間は後半にまとめました。

エレベーターの幅

エレベーターは建物の共用設備のひとつですが、家具や家電を搬入する際に、必要十分な幅があるか確認しておくと安心です。
幅が狭くて階数が高い場合、別な方法で搬入するか搬入自体をあきらめなくてはならないでしょう。
あらかじめ確認しておけば、引っ越し当日に搬入する際にあわてなくて済みます。
幅は、エレベーターの入り口を測れば問題ありませんが、背丈が高いものを搬入する予定があるなら、高さも測っておくと安心です。

玄関

玄関は、玄関扉・靴を脱ぐ場所の幅を測りましょう。
家具や家電の搬入が可能かどうかの確認もありますが、玄関が狭い場合はそれだけで窮屈な印象があります。
また狭いと、入居後も多くの荷物を持ち運びする際も不便に感じるでしょう。
さらに傘立てやホウキとちりとりなど、玄関は意外にも置くものが多いです。
あらかじめ玄関の幅を知っておけば、家具を置く際のイメージが付きやすく、他の物件とも比較できます。

廊下

玄関を開けた先は、廊下がある間取りの場合がほとんどです。
廊下の幅を測っておくことで、広さ感について他の物件と比較ができます。
廊下自体に物を置くことは少ないかもしれませんが、玄関と同様に、できるだけ広い方が開放感を感じられるため居心地が良くなります。
廊下に浴室やトイレへ続く扉があった場合は、扉を開けたときの幅も確認しましょう。

洗濯機置き場

昨今では、ほとんどの賃貸物件に洗濯機置き場が設置されており、洗濯機がセットしやすくなっています。
四角いブロックの中に洗濯機をはめることで設置できますが、サイズが異なる場合は設置できないため注意が必要です。
設置が可能な洗濯機の大きさを把握しておけば、誤ったサイズの洗濯機を購入しなくて済むでしょう。
またすでに購入済みの洗濯機をそのまま使用する場合も、洗濯機置き場への設置が可能なら問題ありません。

冷蔵庫置き場

洗濯機も含め、冷蔵庫などの大型家電や家具は特に、サイズを必ず確認しておくと安心です。
せっかく搬入したにもかかわらず、最後で設置できないことが分かれば、これまでの労力が無駄になり二度手間になるでしょう。
冷蔵庫は設置予定の場所にあたりを付けておき、置けそうな冷蔵庫の最大サイズを確認します。
近くにキッチンやコンセントがあるかどうかも重要です。
料理をする際に不便にならない場所が望ましいですが、生活動線をふさがない位置である必要があります。

ガスコンロ置き場

昨今の多くの物件にはシステムキッチンが取り入れられています。
システムキッチンとは、シンクとガスが1つにつながったキッチン形態を指しており、余計な隙間がないためお手入れが簡単で人気があります。
またコンロがキッチンに埋め込まれているビルトインコンロならば、コンロがすでに設置されているため新しく購入する必要もありません。

しかしコンロ自体を入居者があらかじめ購入して設置しなければならない場合があります。
ガスコンロ置き場の幅・高さ・奥行きを測り、設置が可能なガスコンロの大きさを知りましょう。
まれに、1口コンロしか設置できないスペースの物件もあるため注意が必要です。

おすすめはビルトインコンロまたはシステムキッチンがついた物件ですが、賃貸物件の家賃が高めに設定されている傾向にあるため、
少しでも家賃を抑えたい場合は、ガスコンロを設置するタイプのお部屋を選びましょう。

お部屋の内寸

各お部屋の内装を測ります。
測るべきお部屋とは、床がフローリングの用途が多彩なお部屋を指します。
スライド式の扉で仕切れるようになっている場合は、扉を閉めてお部屋を分割させた状態で内寸を測りましょう。
お部屋の幅・奥行き・高さを測り、設置する家電やインテリアのイメージを膨らませます。

クローゼット・押入れ

クローゼットや押し入れは、物を収納する際にとても大切な場所です。
幅・奥行きを測っておき、どれだけのものが収納できるかイメージを掴みましょう。
すでにカラーボックスや収納箱、衣装ケースを持っており、引っ越し時に衣類を入れて持参する場合は、クローゼットや押し入れに収納できるか把握しておくと便利です。

窓は、カーテンや布を取り付ける予定の窓だけで問題ありません。
窓の大きさの種類は非常に多く多様なため、それぞれの窓にあったカーテンを購入する必要があります。
お気に入りの柄のカーテンが設置できる大きさかどうか、確認しましょう。
また物件によっては網戸が付いておらず、入居者が購入して用意しなければならない物件もあります。
網戸を設置したい場合は、販売されている網戸のなかで、どのサイズがふさわしいかも見極めましょう。

ベランダの内寸

ベランダの奥行きと幅も測っておきましょう。
ベランダは洗濯物を干すためにふさわしい場所であるほか、家庭菜園をしたりガーデニングをしたりする場所でもあります。
また広めのベランダなら、テーブルやイスを置いて食事を楽しむこともできるでしょう。
ただし広ければ広いほど家賃が高くなる傾向にあります。
家賃を抑えてそれほどベランダが広くない物件にした場合、自身が想定している用途に使用できそうかどうか、確認しておきましょう。

採寸時に準備しておきたい道具


可能ならば、一回の内見時にできるだけ多くの情報を得て家具や家電探しをスムーズに行いたいものです。
そのためには事前の準備や持参する道具が大変重要です。
持参する道具はメジャーのみでも問題ないですが、ほかにも用意しておくことをおすすめする道具について紹介します。

硬いメジャー

内寸を測る際、メジャーは必ず持参しましょう。
昨今ではスマートフォンのカメラに測りたい場所を写すことで自動的に長さが表示される優れたアプリがありますが、正確性に難があるため、メジャーの方が安心です。
また各家庭に置かれているメジャーには2種類あります。
洋服の採寸や身体の長さを知るために使用する柔らかいメジャーと、家具や家電・部屋の内寸を測る際に使用される、曲がりにくい硬いメジャーです。

お部屋の間取りの内寸を測る際は、硬いメジャーの使用がおすすめです。
柔らかいメジャーでもよいですが、曲がってしまうため常にもう一人の人に端をおさえてもらう必要があります。
また最低でも3mの長さがあるメジャーを選びましょう。

スリッパ

昨今の物件は、床が畳やフローリングになっているため靴下のままで歩いても問題ありません。
しかしベランダやバルコニーなどの場所を採寸する際は、外に出るためスリッパを持参したほうがスムーズです。
玄関から靴を持ってきてもよいですが、携帯できるスリッパをカバンに入れて持ち歩けば、その場でサッと取り出せるため便利です。

スマートフォン

内寸を測る際、スマートフォンで部屋を撮影して名前を付けておけば、採寸した数字と連携させることでより正確なデータができあがります。
たとえば洋室の幅を測った際、「洋室・1」と名前を付けてサイズを記載したとします。
さらにスマートフォンで該当箇所を撮影して「洋室・1」と名前を付けておけば、サイズとひもづけられて、後で見返した際に分かりやすくなるでしょう。

筆記用具・タブレット

測ったサイズや不動産屋さんからの説明内容を記録するための筆記用具です。
自身にとって使用しやすいものを選び、すぐに書き出せる道具を持参しましょう。
紙のメモ帳でもよいですし、タブレットをメモ帳代わりにしてもよいです。
ただしタブレットの方が、すぐに消したり戻したりできるためおすすめです。

間取り図

採寸するお部屋の間取り図です。 ほとんどの場合は不動産屋さんが持っているはずですので、あらかじめ受け取っておきます。 依頼し忘れた場合は、可能ならば不動産のサイトからA4サイズくらいの大きさに拡大コピーして持参しましょう。 測った箇所に直接サイズを書き込めるため大変便利です。 またサイズを測った際に気が付いたことや懸念点などもあわせて記載しておけば、後で見返した際に解決できます。

既存の家具や家電のサイズ表

あらかじめ持っている家具や家電のなかで、引っ越し先に持っていきたいものがあれば、あらかじめサイズを測って表にしておくことで、実際に設置できるかどうかが内見時に判断できます。
もちろん帰宅してから家具や家電のサイズを測って判断してもよいですが、内見時に、実際にお部屋にいる状況下で確認しておいた方がイメージも沸きやすいでしょう。

またこれから購入予定の家具や家電があれば、公式サイトやネットショッピングなどでサイズを確認しておきます。
可能ならば置きたい家具や家電の画像なども表に入れておけば完璧です。
間取り図と合わせれば、どこに何を置くのか?のイメージがしやすく、内見の時間を有効活用できるでしょう。

そのほか内見時に用意しておいた方がいいこと


内見はお部屋の中を実際に見られる機会ですので、お部屋でしかできないことをできるだけ多く行うべきです。
お部屋の採寸のほかに、用意しておいた方がいいことを紹介します。

内見時にやることリストの作成

内見時にやることリストや、不動産屋さんに質問しておきたいことをまとめましょう。
たとえば、それぞれ下記のような項目があります。

【(例)内見時にやることリスト】
・周辺環境を散策(昼間と夜間)
・建物全体を散策

【(例)不動産屋さんに質問しておきたいことリスト】
・引っ越し時における費用の確認(賃料・敷金・礼金・保険料などの総額)
・入居可能日の確認
・契約期間の確認
・空き室期間や回転率
・近隣に住んでいる人の情報

上記はあくまで一例であり、これまでお部屋の内見を経験した方の経験に基づく項目です。
当日お部屋を案内してくれる不動産屋さんへ、少しでも気になったことは遠慮せずに何でもたずねましょう。
ただしお部屋の悪口やネガティブな発言は、自身の印象を悪くしてしまうため極力避けるべきです。
淡々と質疑応答をして、希望があれば遠慮せずに伝えて案内してもらったほうが、よりよい物件が見つかるでしょう。

周辺環境の下調べ

お部屋を借りる際は、間取りや建物内だけではなく周辺環境も大変重要な要素です。
生活のしやすさや利便性、治安について確認しましょう。
周辺環境を調べるならば、主に下記を確認することをおすすめします。

・駐車場、駐輪場の有無および場所
・最寄り駅までの距離と道のり
・スーパーやコンビニまでの距離
・徒歩圏内にある商業施設の種類
・近所にある病院の種類と距離
・電車、バスの使い勝手のよさ
・たまり場になりそうな空き地の有無
・最寄り駅前の雰囲気

特に駅前は、夜間になると若者や酔っ払いのたまり場になる場合があります。
治安の良し悪しに大きく関係するため、少なくとも最寄り駅はできるだけ夜間も確認しておくと安心です。

採寸以外に内見で確認しておいた方が良いこと

株式会社AlbaLinkが105名の方に行った「物件の内覧時に最も重視したこと」についての調査によると、下記のような結果になったことが分かりました。

出典:株式会社AlbaLink 【後悔!物件の内覧時に注意すればよかったポイント10選】男女500人アンケート調査(PR Times)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000055654.html

多くの人が最も気になっていることが、実際の間取りにおける空間と生活動線のよさについてであり、内見で訪れなければわかりにくいことです。
上記を含めて、採寸以外でも内見時に確認しておきたいことについてまとめました。

間取りと生活動線のイメージ

インターネットでは、必ず間取りの広さやお部屋の画像が表示されています。
しかし、画像で見たときの印象と実際にお部屋に訪れたときの印象は大きく異なるため、できるだけお部屋に訪れて見学しましょう。
日当たりのよさやお部屋の明るさ、各お部屋の広さなどが肌で感じられます。

そして生活動線についても確認が大切です。
朝起きてから洗面所へ向かい、洗濯物を取り入れたり食事をしたりなど生活中に考えられる動線をイメージして実際に動き回ってみましょう。

物をもって動き回るときはドアの開閉が簡単で動きやすいか?何度も往復して面倒な動線にならないか?などを見極めます。
ささいなことならば生活している最中に慣れることもあるかもしれません。
しかし積み重ねた際にだんだんと不便に感じてストレスになる可能性もあるため注意が必要です。

日当たりのよさ

日当たりのよさは生活のうえで大変重要な要素です。
なぜなら日当たりが良い方が、心身ともに良い影響を与えるためです。
特にベランダで家庭菜園を検討している人にとっても、日当たりの強さは大変重要でしょう。

まず起きた後の体は日光にあたることで目が覚めます。
さらに日に当たることで体内のビタミンDを増やし、丈夫な骨や歯を作る際に役立てられます。
生活のリズムを整えるためにも日当たりは大変重要なので、窓を開けたら目の前に大きなビルがあり日光が当たらないといった物件は避けたほうが良いでしょう。

水回りの清潔感・使い勝手

水回りは、カビを発生させやすい箇所でもあるため、水はけがよくお手入れが簡単な物件がおすすめです。
特にキッチンやお風呂の排水溝は、できるだけシンプルな構造で掃除が簡単かどうかを確認しましょう。
築年数がある程度経過している物件の中には、シンクがサビ付いて汚れていたりシンク下がすでにカビだらけだったりする物件もあります。
水回りが清潔かどうかは、建物自体がきちんと管理されているか、前の住人や近隣住人の質が良いかも関係するため、大変重要なポイントです。

防音対策が行われているか

近隣住民とのトラブルの多くが、騒音や生活音が原因です。
隣近所から生活音が聞こえる場合は、自身の生活音もとなりに聞こえているということでもあるため、常識の範囲内で動いているにもかかわらず聞こえる物件は避けたほうが良いでしょう。

おすすめは木造よりも鉄筋コンクリート造や重量・軽量鉄骨造ですが、物件により防音効果が薄い場合もあるため注意が必要です。
壁の厚さや防音を確認するためには、下記の方法がおすすめです。

・隣との玄関の距離を確認する
・壁を軽く叩いてみる
・部屋の真ん中で手を叩いてみる
・不動産屋さんに壁の厚さを聞いてみる

隣の家との距離が極端に近い場合は、壁が薄い可能性が高く、家を出入りする度に扉の音もよく聞こえてしまいます。
ある程度離れていることが大切です。

また壁を叩いたときに、防音性が優れている部屋なら壁自体の固さが感じられ、物が詰まっているような重い音がします。
さらに部屋の真ん中で手をたたいたとき、防音性に優れているならば反響音が返ってくるはずです。
音が返ってこない場合は、隣近所に音が抜けている可能性が高いため要注意です。
また不動産屋さんに壁の厚さを聞いてみましょう。
おおよそ15cm以上の厚さがあれば、騒音のリスクは少ないといえます。

内装のきれいさ

新築や築年数がそれほど経過していない物件ならば問題ありませんが、古い建物の場合は内装が清潔に保たれているか確認しましょう。
内装が清潔に保たれていない場合、下記のようなことが起こっている可能性があります。

・シンク下が害虫の糞だらけ
・押入れの中にカビが発生していた
・床下に亀裂が入っており外から虫が出入りし放題になっている
・上部の収納場所が埃だらけ
・ベランダにクモの巣ができている

建物が古いほど家賃が安い傾向にはありますが、住んだ後のストレスや掃除の手間、さらに退去時のクリーニング代が大幅にかかってしまう可能性があります。

周辺環境の様子(昼と夜)

建物の周辺環境について、実際に散策してみましょう。
できれば昼間と夜間の両方を確認することをおすすめします。
なぜなら最寄り駅や建物周辺が、昼間は人手が多く治安が良いにもかかわらず、夜間になると歩き回っている人の層が変わり治安が悪くなる恐れがあるためです。

近所にスーパーやコンビニがある場合、駐車場が広いときは若者や酔っ払いのたまり場になることもあるでしょう。
自身がその場所に住むことをイメージしながら散策すると、周辺を注意して見られるほか、引っ越しが楽しみにもなってきます。

あらかじめGoogle Mapで周辺にある商業施設や散策するルートなどを決めておくとスムーズです。

収納の大きさや使い勝手のよさ

お部屋内に物があふれても、収納スペースが広ければ多くの物が収納できます。
また天井近くの上部ではなく、取り出しやすい位置にあるかどうかも重要です。
収納スペースについて確認しておきたい箇所については下記などがあります。

・玄関のシューズボックスの大きさ
・ウォークインクローゼットの数と広さ
・押入れの広さ
・キッチンの収納スペース
・洗面台のシンク下の収納スペース

少なくとも上記の収納スペースが十分に確保されていれば、物が散らかりにくくなるでしょう。
物が多いことが懸念される場合は、ある程度処分をして減らすことも大切ですが、収納スペースが十分であれば無理に減らす必要もありません。

建物の共有設備の様子

内見のときは、お部屋だけではなく建物の周辺設備の確認も行いましょう。
なぜなら住民の質が悪い場合、建物の共用設備の扱いがずさんなことが多いためです。
たとえば、共用のゴミ箱からゴミがあふれかえっていたりゴミの分別が行われていなかったり、また建物の玄関付近や廊下などに不法投棄が目立つ建物も要注意です。

また建物の共用設備が清潔に保たれていない場合は、管理がほとんど行われていないことでもあります。
トラブルが発生した際に適切に対処してくれない可能性が高いため、避けることをおすすめします。

近隣住民の特徴

不動産屋さんに、あらかじめ近隣住民の特徴について聞いておくと安心です。
もちろん氏名や年齢、職業など具体的なことは教えてくれませんが、性別や年齢層、会った際のイメージや感じなどは教えてくれる場合がほとんどです。
小さい子供がいる場合は、泣き声や遊ぶときの声が気になる可能性がありますし、夜職の方であれば夜間に生活音が聞こえる可能性もあるでしょう。

また昨今ではあまり行われなくなりましたが、引っ越した当日は、できるだけ近隣住民にあいさつをしておいた方が安心です。
顔を覚えてもらったほうが、トラブル時に助けてもらえる可能性があるうえ、騒音トラブルに巻き込まれにくいです。
そのため不動産屋さんに、引っ越しの挨拶へ行っても問題がなさそうかどうかも聞いておきましょう。

コンセントやLANケーブルの位置

意外にも盲点となりやすいことが、コンセントやLANケーブルの位置や数です。
洋室なら、パソコンやテレビを設置するためにはコンセントの近くに設置する必要がありますし、キッチンならば冷蔵庫や電子レンジを置く位置が重要です。
家電製品を置きたいと思った場所に設置できるかどうか確認しましょう。
コンセントもLANケーブルも、延長コードを使用することである程度なら置きたい位置に設置できますが、ケーブルが長ければ見栄えが悪くなってしまいます。

できれば延長コードに頼らなくても家電製品が設置できる位置に、コンセントがあることが望ましいでしょう。

ベランダと防犯性

高層階を検討しているならば問題ありませんが、1階や2階の場合などは、防犯性に問題がないか確認しましょう。
昨今の賃貸アパートやマンションにはオートロックや監視カメラなどのセキュリティ設備が備わっていますが、地方や築年数が古い建物の場合はほぼ備わっていない場合があります。

またベランダも、外側から侵入しやすい構造をしている場合はセキュリティに難があるといえるでしょう。
特に初めての一人暮らしなら、防犯性が比較的優れた物件を選ぶべきです。

セキュリティ設備がない古い物件の場合は、家賃が比較的低い傾向にはありますが、自身で対策を施すことを考えると余分に費用が発生するため、はじめからセキュリティ設備が付いていた方がお得です。

間取りの採寸においてよくある質問


気になる賃貸物件を内見する際、準備不足や忘れ物がないようにあらかじめ準備しておくことが大切です。
これまでに説明したこと以外でも、間取りの採寸においてよくある質問についてまとめました。

採寸忘れがあった場合はやり直せる?

採寸忘れがあったとしても、内見は何度でも行えます。
改めて不動産屋さんへ予約をする必要がありますが、日程が合えば、基本的にはお断りされることはありません。
ただし遠方の場合やなかなか日時が確保できない場合は、不動産屋さんに採寸を依頼してもよいでしょう。

オンライン内見の場合の採寸方法は?

オンライン内見とは、カメラ付きの端末を持った不動産屋さんにお部屋内を回ってもらい、リアルタイムでお部屋の間取りや雰囲気を見学するサービスです。
遠方にいる場合、現地へ訪れなくても手軽に内見ができるため人気です。
オンライン内見では、カメラを通して不動産屋さんに直接質問をしたり見たいお部屋に移動してもらったりできるため、採寸する場合は、カメラ越しに採寸してほしい箇所を依頼しながら進める形式になります。

あらかじめ、採寸してほしい場所をリスト化して用意しておくとスムーズに進むため便利です。

採寸にかかる時間はどれくらい?

採寸にかかる時間はお部屋の広さや間取りにより大きく異なります。
お部屋を構成している辺が多いほど時間がかかりますが、目安としては下記のように時間を見積もっておくとよいでしょう。

お部屋の広さ 採寸にかかる時間
1K・1R 約25分
1DK・2DK 約35分
1LDK 約50分
2LDK 約60分

初めて内見を行う場合は、上記の時間よりさらに多く見積もっておくと、当日は余裕をもって採寸ができます。
上記の時間を踏まえて、1日で何件の内見が行えるか計算すれば、複数の内見を効率よく行えます。

まとめ

賃貸アパートやマンションを借りる際は、必ず内見をしてお部屋の様子や雰囲気を見てから決めることをおすすめします。
そして内見で必ずやっておきたいことの一つに、間取りの採寸があります。
洋室の壁やキッチン、玄関などをあらかじめ採寸しておけば、実際に設置できる家具や家電製品の大きさが分かり、引っ越しがスムーズに進むでしょう。
採寸をする場合は、メジャーと筆記用具、スリッパや間取り図などがあると便利です。

大阪府吹田市で賃貸アパート・マンションをお探しの方は、ぜひ「賃貸・売買のクラスモ(JR吹田駅前店)」へお越しください。
内見の相談はもちろん、採寸や周辺環境など生活していただくにあたって必要な情報提供を積極的に行わせていただきます。
複数回にわたる内見も大歓迎なので、下記よりお気軽にお問い合わせください。

【公式サイト】「賃貸・売買のクラスモ(JR吹田駅前店)」はこちら

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