賃貸の1階はやめとけと言われる理由についてご紹介
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公開日:2025/02/18
賃貸物件に住む際「1階はやめとけ」という意見が多く目立ちます。
とくに一人暮らしを始める場合は、1階ではなく2階以上のお部屋を勧められることが多いはずです。
実際に、1階のお部屋には防犯面や住環境などの関係から敬遠されることが多く、1階のお部屋が最も家賃が安く設定されている場合がほとんどです。
とはいえ、1階に住むメリットも多く存在します。
当記事では、賃貸物件の1階に住むデメリットとメリット、実際に1階に住む場合に確認しておきたい建物のポイントについて紹介します。
これから引っ越すための賃貸物件を探す人は、ぜひ参考にしてください。
賃貸の1階はなぜ「やめとけ」と言われる?
賃貸物件に住む際、1階ではなく2階以上に住んだほうがよいという意見をよく聞くでしょう。
実際に、2階以上の部屋から早く入居者が決まり、1階のお部屋しか残っていないことが多々あります。
賃貸物件の1階に住むデメリットおよび、1階が推奨されていない理由について解説します。
防犯面が不十分
賃貸物件の1階に住む際の大きな懸念のひとつに、防犯面の不十分さが挙げられます。
1階は地面に近いため、外部からの侵入が容易になりがちです。
特に、窓やドアが道路に面している場合、外から部屋の様子が見えやすく、プライバシーが侵害されるリスクも高まります。
このため、空き巣や不審者に狙われやすいとされています。
また、1階の物件は、上層階に比べて防犯対策が不十分なことが多いです。
例えば、オートロックがあっても窓やベランダからの侵入は防げません。
さらに、1階は逃げるための経路も確保しやすいため、犯罪者にとっては魅力的なターゲットとなります。
害虫が侵入しやすい
賃貸物件の1階に住む際のデメリットの一つとして、害虫の侵入リスクが高いことが挙げられます。
1階は地面に近いため、虫が入りやすい環境にあります。
特に、周囲に飲食店やゴミ置き場がある場合、これらの場所から虫が引き寄せられ、住居内に侵入する可能性が高いでしょう。
また、湿気が多い環境は害虫の活動を助長するため、特にゴキブリやアリなどが発生しやすくなります。
築年数が経過した物件では建物に隙間ができやすく、特に虫が侵入しやすいでしょう。
さらに、1階の住居は窓やベランダからの侵入も考慮する必要があり、開口部が適切に管理されていないと、虫が簡単に入ってきます。
1階に住むことは害虫の侵入リスクを高める要因が多く、特に虫が苦手な方には注意が必要です。
防虫対策を講じることが重要ですが、物件選びの段階で害虫のリスクを考慮することが大切です。
水害のリスクが高い
賃貸物件の1階に住む際、水害のリスクにおいても考慮が必要でしょう。
1階は地面に近いため、豪雨や洪水の際に浸水しやすく、特に低地や河川の近くに位置する物件では注意が必要です。
水害が発生すると、家具や家電が損傷を受けるだけでなく、カビや悪臭の原因にもなります。
また、浸水による被害は修復が難しく、長期的な住環境に悪影響を及ぼすことがあります。
特に日本では、近年の気候変動により集中豪雨が増加しており、水害のリスクも高まっています。
したがって、1階に住むことは水害の影響を受けやすく、特に注意が必要です。
物件を選ぶ際には、ハザードマップを確認し、過去に水害が発生した地域かどうかを調べましょう。
プライバシーの面で問題がある
賃貸物件の1階は、2階以上のお部屋に比べてプライバシーの確保が難しい点が挙げられます。
1階は通りや駐車場と同じ高さに位置しているため、外部からの視線が入りやすく、特に窓が大きい場合やカーテンを開けていると、通行人から部屋の内部が見えやすくなります。
このため、外部の人々が部屋の様子を伺うことができ、プライバシーが侵害されるリスクが高いといえるでしょう。
また、1階の物件は周囲の環境によってもプライバシーが影響を受けやすいです。
例えば、近隣に高い建物がある場合、逆に上階からの視線が気になることもあります。
さらに、1階は人の出入りが多く、騒音や人の気配を感じやすくなるため、落ち着いて生活することが難しくなる場合もあります。
湿気がこもりやすい
湿気がこもりやすい点も、1階に住むデメリットと言えます。
1階は地面に近いため、地下や地面からの湿気の影響を受けやすく、特に雨や雪が降ったあとの影響を大きく受けるでしょう。
湿気が多い環境はカビの発生を促進し、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、1階の住居は風通しが悪くなりがちで、換気が不十分になることが多いです。
周囲の視線を気にして窓を開けにくい場合もあり、これがさらに湿気をこもらせる要因となるでしょう。
湿気がこもることで家具や衣類が湿気を吸収し、劣化を早めることもあります。
1階の賃貸物件は湿気対策が必要であり、住む際には十分な注意が必要です。
湿気対策としては、除湿機の使用や定期的な換気が推奨されますが、これらの対策を講じても完全に湿気を防ぐことは難しいため、選択肢として慎重に考える必要があります。
日当たりが悪い
賃貸物件の1階に住む際のデメリットの一つとして、日当たりの悪さが挙げられます。
1階は周囲の建物や植栽によって日光が遮られやすく、特に高層ビルや大きな木が近くにある場合、室内が暗くなりがちです。
日当たりが悪い場合、日中でも照明を使用する必要が増えて電気代がかさむ可能性があります。
また、日当たりが悪いと湿気がこもりやすく、カビや結露の原因となることもあります。
健康に悪影響をおよぼすことがあるため、特にアレルギーや呼吸器系の問題を抱えている人には注意が必要です。
さらに日光が不足すると、植物を育てることも難しいため、居住空間の快適さが損なわれることもあります。
洗濯物が乾きにくくもなるため、観葉植物が好きな方にとっては特に、慎重に判断する必要があるでしょう。
冬は寒く夏は暑い
賃貸物件の1階は地面と外気温の影響を受けやすいため、冬の寒さと夏の暑さの影響を大きく受けやすいといえるでしょう。
まず冬になると、1階は地面に近いため外気の影響を受けることで冷気が直接室内に入り込みやすいです。
特に木造アパートでは気密性が低く、隙間から冷たい空気が侵入しやすくなります。
このため1階の部屋は底冷えしやすく、暖房を入れても十分に温まらないことがあるでしょう。
一方で夏は1階が涼しいと思われがちですが、実際には湿気が多く、地面からの熱が影響を与えることがあります。
特に、日当たりが悪い場合、湿気がこもりやすくカビや虫の発生を招くこともあります。
また、上階に比べて風通しが悪いことが多く、熱がこもりやすい環境になります。
このように、1階の住居は季節によって快適さが損なわれることが多く、特に寒がりの方や暑がりの方には不向きな可能性があります。
カビやダニが発生しやすい
賃貸物件の1階に住む際のデメリットの一つとして、カビやダニの発生しやすさが挙げられます。
1階は地面に近いため、湿気が溜まりやすく、特に雨が多い季節や湿度の高い環境では、カビの発生リスクが高まります。
カビは空気中に胞子を放出し、アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。
またダニも湿気の多い場所を好むため、1階の住居ではダニの繁殖が進むことがあります。
そのため皮膚のかゆみやアレルギー症状が引き起こされる場合があるため注意が必要です。
さらに1階は外部からの虫の侵入リスクも高く、特に湿気の多い環境ではゴキブリやその他の害虫が発生しやすくなります。
部屋からの眺望があまり良くない
賃貸物件の1階は、部屋からの眺望があまり良くない可能性があります。
1階の部屋は、通常周囲の建物や通行人の視線が近く、プライバシーが確保しにくい状況にあります。
特に、繁華街や人通りの多い場所に位置する物件では、外からの視線が気になり落ち着いて生活できないこともあるでしょう。
また、1階は地面に近いため、周囲の景観が遮られやすく、視界が狭く感じられることが多いです。
高層ビルや他の建物が近くにある場合、窓からの眺めはほとんど期待できず、自然光も限られることが多いでしょう。
部屋の明るさや風通しが悪くなり、居住空間としての快適さが損なわれる可能性があります。
さらに、1階は湿気が溜まりやすく、カビや虫の発生リスクも高まります。
これらの要因が重なることで、1階の居住空間は他の階に比べて快適さや居住性が低下することが多いのです。
騒音が気になる場合がある
1階は道路や歩道に近いため、外部からの騒音が直接影響を及ぼすことがあります。
特に交通量が多い場所では、車の音や人々の話し声が気になることが多いでしょう。
さらに周囲の環境によっては、近隣の店舗や飲食店からの音も影響を与える可能性があります。
また1階に住むことで、上階からの生活音も気になることがあります。
特に木造のアパートやマンションでは、足音や家具の移動音が響きやすく、ストレスの原因となることがあります。
騒音は生活の質に大きな影響を与えるため、1階の物件を選ぶ際には、周囲の環境や建物の構造を十分に考慮することが重要です。
このように、1階に住むことは騒音の問題が多く、快適な生活を送る上での障害となることがあるため、慎重に選ぶ必要があります。
賃貸物件の1階に住むメリット
反対に、賃貸物件の1階に住むメリットもあります。
2階以上よりも1階のお部屋の方が優れている点も多々あるため、自身のライフスタイルや考え方に照らし合わせましょう。
メリットを知ったうえで、自身の生活がより豊かになる選択が大切です。
階段やエレベーターによる上り下りが不要
賃貸物件で1階に住むことの大きなメリットの一つは、階段やエレベーターを使う必要がない点が挙げられます。
このため、日常生活における移動が非常にスムーズになるでしょう。
特に、買い物や荷物の搬入時には、重い荷物を持って階段を上ったりエレベーターを待ったりする手間が省けます。
例えば、食材や日用品を大量に購入した際、1階の住居であれば、すぐに自宅に運び入れることができ、時間の節約にもなります。
また、ゴミ出しや外出時にも、階段を上り下りする必要がないため非常に楽です。
さらに、エレベーターがない建物の場合、上層階に住むことは特に不便です。
エレベーターが故障した場合や混雑している時間帯には、上り下りが大変な負担となりますが、1階であればその心配がありません。
特に高齢者や小さなお子様がいる家庭では、階段の上り下りが安全面でのリスクを伴うこともありますが、1階に住めば安心です。
家賃が安い
賃貸物件で1階に住むメリットの一つとして、家賃が安いという点が挙げられます。
一般的に、1階の部屋は上階に比べて家賃が低く設定されることが多いです。
これは、1階の物件が持つ特有のデメリット、例えば防犯面やプライバシーの確保が難しいこと、湿気が溜まりやすいことなどが影響しています。
さまざまなデメリットから、家賃が抑えられる傾向にあるのです。
家賃が安いことは、特に新卒者や学生、一人暮らしを始めたばかりの人にとって大きな魅力です。
経済的な負担が軽減されることで、他の生活費や趣味に使えるお金が増えるため、生活の質を向上させられるでしょう。
また家賃が安い物件を選ぶことで、より広い部屋や便利な立地の物件を選ぶ余裕が生まれることもあります。
災害時に避難しやすい
賃貸物件の1階に住むことの大きなメリットの一つは、災害時に避難しやすい点です。
特に地震や火災などの緊急事態において、1階に住んでいると迅速に外に出ることが可能です。
高層階に住んでいる場合、エレベーターが使用できなくなることが多く、階段を使って避難する必要があります。
しかし1階であればその心配がありません。
地震が発生した際、1階は上層階に比べて揺れが少なく、建物の構造上、比較的安全とされています。
また1階に住むことで、周囲の状況を把握しやすく、避難経路を選択する際にも有利です。
特に周囲に障害物が少ない場合、迅速に安全な場所へ移動できるでしょう。
さらに、1階の住居は特に小さなお子様や高齢者がいる家庭にとっても安全です。
階段を上り下りする必要がないため、体力的な負担が軽減され、緊急時の避難がスムーズに行えます。
また災害時には、1階からすぐに外に出られるため、周囲の人々と協力しやすい点も挙げられます。
1階に住むことは、災害時の避難のしやすさという観点からも大きなメリットを持っているといえるでしょう。
ゴミや荷物の運び出しに便利
賃貸物件の1階は、ゴミや荷物の運び出しが非常に便利です。
特に、階段やエレベーターを使用する必要がないため、重い荷物や大きな家具を運ぶ際に、物理的な負担が大幅に軽減されます。
例えば、引越しの際には、1階の物件であれば、トラックから部屋までの距離が短く、荷物の出し入れがスムーズに行えます。
そのため引越し作業にかかる時間も短縮され、労力を大幅に節約できるでしょう。
また日常生活においても、買い物帰りに重たい荷物を持って帰る際や、ゴミ出しの際に階段を上り下りする必要がないため、非常に楽です。
特に、子育て中の家庭や高齢者にとっては、荷物の運搬が容易であることは大きな利点となるでしょう。
専用の庭付き物件がある
賃貸物件で1階に住む際の大きなメリットの一つは、専用の庭付き物件があることです。
賃貸物件の中には、1階のお部屋にのみ広いベランダやお庭が設けられている建物があり、家庭菜園やガーデニングが楽しめます。
専用庭は、プライベートな空間として利用できるため、植物を育てたり花を植えたりすることで、日常生活に彩りを加えられます。
また子供がいる家庭では、庭が遊び場として活用できるため、外での遊びを安全に楽しめるでしょう。
さらに専用庭は物干し場としても利用できるため、洗濯物を外に干すことができ、風通しの良い環境を作れます。
そのため室内の湿気を軽減し、カビの発生を防ぐ効果も期待できます。
建物の構造によっては、1階の専用庭は外出がしやすいという利点もあります。
階段やエレベーターを使わずに直接外に出られるため、荷物の搬入や引っ越しの際にも便利です。
また専用庭があることで、外からの視線を気にせずにリラックスした時間を過ごすことができるのも魅力の一つです。
下の階への騒音が気にならない
賃貸物件の1階なら、下の階への騒音が気にならない点が大きな利点といえるでしょう。
特に集合住宅においては、上の階からの足音や物音が下の階に響くことが多く、騒音トラブルの原因となることがあります。
1階に住むことで、自分の足音や生活音が階下に影響を与える心配がなく、ストレスを軽減できます。
特に木造アパートや軽量鉄骨造の建物では、音の伝わりやすさが顕著です。
上の階からの音は、構造上、下の階に響きやすく、住人同士のトラブルを引き起こすことがあります。
しかし1階に住むことで、ご近所トラブルにあうリスクから解放されるのは大きな利点といえるでしょう。
生活音を気にせず家電製品を使ったり音楽を聞いたりできることは、生活の質を上げる際に重要です。
賃貸物件の1階に住む場合のポイント
賃貸物件の1階に住む場合でも、建物の立地や構造の条件によっては1階に住むデメリットがほぼ気にならなくなる場合があります。
1階に住むと決めた際、できるだけ意識しておくことで、2階以上お部屋と同様またはそれ以上のメリットが得られるお部屋に住めるでしょう。
1階に住むと決めた際、注意しておきたいポイントについて解説します。
高台に建っている
賃貸物件で1階に住む場合、高台に建っているかどうかを確認しましょう。
高台に位置する物件は、一般的に周囲の視界が良好で日当たりも良く、湿気の影響を受けにくいという利点があります。
特に1階の部屋は、周囲の環境によって快適さが大きく変わるため、高台にあることで得られるメリットは多いでしょう。
まず、防犯面においても高台は有利です。
1階は道路に近く、通行人の目に触れやすいため、プライバシーが確保しにくいことがあります。
しかし高台にある物件では、周囲からの視線が遮られやすく、安心して生活できる環境が整っています。
また、湿気や水害のリスクも考慮する必要があります。
特に平地に比べて高台は水はけが良く、雨水が溜まりにくいため、カビや湿気の発生を抑えることができます。
そのため住環境が快適になり、健康にも良い影響を与えるでしょう。
一方で、高台に建つ物件はアクセス面でのデメリットがないかも確認しましょう。
特に高齢者や小さな子供がいる家庭では、階段の上り下りが負担になることがあります。
物件選びの際には、立地条件や周辺環境を十分に考慮し、自分たちのライフスタイルに合った選択をしましょう。
開放的で景観がよい場所に建っている
賃貸物件で1階に住む場合、建物の立地や周囲の環境を確認しましょう。
特に、開放的で景観が良い場所に建っているかどうかは、居住空間の快適さや生活の質に大きく影響します。
1階の物件は、一般的に周囲の景観を楽しむことが難しいとされますが、開放的な環境に位置している場合は関係ありません。
例えば周囲に公園や緑地がある場合、窓からの眺めが美しい自然に囲まれた生活ができます。
日常生活においてリラックスできる空間がいつでもあるため、ストレスの軽減にもつながります。
また、開放的な場所にある物件は、日当たりが良いことが多く、明るい室内環境が得られます。
日光が差し込むことで部屋が明るくなり、気分も向上します。
さらに、風通しが良いことで、湿気やカビの発生を防ぐ効果も期待できるでしょう。
一方で、開放的な環境には注意点もあります。
例えば、周囲の視線が気になる場合や、騒音が発生しやすい立地である場合、プライバシーや静けさが損なわれる可能性があります。
特に、道路に面している場合は、交通音や人の声が気になることもあるでしょう。
内見時には周囲の環境をしっかりと確認することが重要です。
畑や草むらなどから離れている
賃貸物件の1階に住む際、周囲の環境を確認しましょう。
特に畑や草むらなどの自然環境からの距離は、住環境に大きな影響を与える可能性があります。
まず畑や草むらが近くにあると、害虫の侵入リスクが高まります。
特に、ゴキブリや蚊、アリなどの小さな虫は、自然環境から容易に家の中に入ってくることがあります。
1階は地面に近いため害虫が侵入しやすく、特に湿気の多い季節には注意が必要です。
湿気が多いと、カビの発生や室内の空気質の低下にもつながります。
また畑や草むらが近いと、周囲の視線が気になることもあります。
特にプライバシーを重視する方にとっては、外からの視線が気になってストレスの原因になることもあるでしょう。
1階の住居は通行人や近隣住民から見られやすく、カーテンを閉めていても、外の環境によってはプライバシーが確保しにくいことがあります。
さらに畑や草むらが近いと、周囲の騒音や匂いも影響を及ぼすことがあります。
特に農作業が行われている場合、音や匂いが気になることがあるため、事前に周囲の環境を確認することが重要です。
害虫の侵入やプライバシーの確保、騒音の影響を最小限に抑える工夫が必要でしょう。
周りを高い建物で囲まれていない
賃貸物件の1階に住む場合でも、周囲に高い建物がなければ開放的で住み心地がよい空間になります。
高い建物に囲まれている場合、日当たりや風通しが悪くなる可能性があります。
特に日中でも部屋が暗くなりがちで、自然光が入らないため、室内がジメジメしたり、カビが発生しやすくなったりすることがあります。
また高い建物が近くにあると、プライバシーの面でも問題が生じることがあります。
特に窓からの視線が気になる場合、カーテンやブラインドを常に閉めておく必要があり、開放感が損なわれることがあるでしょう。
さらに周囲の建物が密集していると、騒音の影響も受けやすくなります。
隣接する建物からの音や、通りの騒音が直接部屋に響くことがあるため、静かな環境を求める人には不向きです。
さらに、周囲の建物の高さは、防犯面にも影響を与えます。
高い建物が近くにあると、外からの視線が遮られ、侵入者が隠れやすくなる可能性があります。
そのため1階の住居は防犯上のリスクが高まることがあるため注意が必要です。
1階の賃貸物件を選ぶ際には、周囲の建物の高さや配置を十分に考慮しましょう。
大通りに面していない
建物が大通りに面しているかどうかは非常に重要なポイントです。
大通りに面している物件は、交通量が多く、騒音や振動が気になることが多いです。
特に夜間や早朝に車両の通行がある場合、生活の質に影響をおよぼす可能性があるでしょう。
睡眠の妨げやストレスの原因となることがあります。
また大通りに面している物件は、プライバシーの面でもデメリットがあります。
通行人の視線が気になるため、カーテンやブラインドを常に閉めておく必要があるかもしれません。
そのため部屋の明るさや開放感が損なわれることがあります。
さらに防犯の観点からも、大通りに面している物件は注意が必要です。
人通りが多い場所では、犯罪が発生しにくいと考えられる一方で、周囲の環境によっては、空き巣などの犯罪に狙われやすくなることもあります。
特に1階の物件は侵入が容易なため、セキュリティ対策が重要です。
そのため、1階の賃貸物件を選ぶ際には、大通りに面していない物件を選びましょう。
セキュリティ設備がしっかりしている
賃貸物件の1階における大きなデメリットのひとつに、セキュリティ面での手薄さが挙げられます。
そのため、建物自体のセキュリティ設備の充実度は非常に重要といえるでしょう。
1階は外部からの侵入が容易であるため、特に防犯対策が求められます。
まず、オートロックシステムの有無を確認しましょう。
オートロックが設置されている物件は、外部からの不審者の侵入を防ぐ効果があります。
次に、監視カメラの設置状況もチェックしましょう。
監視カメラが設置されていることで犯罪抑止効果が期待でき、万が一のトラブル時にも証拠を残すことができます。
また周囲の環境も考慮する必要があります。
人通りが多く街灯が充実している場所は、自然と防犯効果が高まります。
特に暗い場所や人通りの少ないエリアは避けるべきです。
さらに、窓やドアの施錠機能も重要です。
昨今では強化ガラスや防犯フィルムが施された窓、頑丈なドアが設置されている物件もあるため、侵入のリスクを低減します。
築年数があまり経過していない
築年数が浅い物件は一般的に新しい設備や構造が採用されているため、快適な生活環境を提供する可能性が高いです。
例えば最新の防音や断熱性能が備わっていることが多く、隣接する住戸からの音の影響を軽減することができます。
また築年数が浅いできたばかりの建物は、浴室乾燥機や追い焚き機能、モニター付きインターホンなどの新しい設備が整っていることが多く、生活の質が向上するでしょう。
特に1階は、外部からの侵入リスクや湿気の影響を受けやすいため、これらの設備があることで安心感が増します。
一方で、築年数が経過した物件では、老朽化が進んでいる可能性があり、特に防音や断熱性能が低下していることが考えられます。
そのため隣に生活音が響きやすく、近隣トラブルの原因になることもあります。
また古い物件では、設備の故障や修理が必要になる頻度が高くなるため、維持管理の手間やコストが増加することも考慮すべきでしょう。
したがって、1階に住む際には、築年数が浅い物件を選ぶことで快適さや安全性を高められます。
特に近年の建築基準に基づいた物件は、耐震性や防犯性も向上しているため、安心して生活しやすいといえます。
まとめ
賃貸物件に住む際、「1階のお部屋だけはやめとけ」といった意見が出ることがあります。
確かに、1階はセキュリティの面で不備が生じたり害虫が侵入しやすかったりなど多くのデメリットがあります。
しかし一方で、家賃が安かったり上り下りが不要だったりといったメリットがあるのも事実です。
そのため1階は決して選択しないのではなく、建物の立地や構造に注目することで、1階の方が快適にお得に住める可能性もあるのです。
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