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クッションフロアの賃貸物件のメリットとは?フローリングとの違いや注意点

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公開日:2025/04/25



賃貸物件のなかで、クッションフロアのお部屋を見たことがある人もいるでしょう。
クッションフロアとは、フローリングよりも弾力性のある平らな床で、変わったデザインからおしゃれなデザインまでさまざまな種類があります。
防音性に優れていることから、複数人が暮らすアパートに取り入れられることもあり、おもに地方や家賃が安いお部屋で見かけることがあります。

しかし、クッションフロアはやめておいた方がいいという意見や、クッションフロアに関して退去時に原状回復のトラブルが多発していることから、入居を迷っている人もいらっしゃるでしょう。

当記事では、クッションフロアのメリットとデメリット、退去時における原状回復の義務が発生するパターンとしないパターンについて解説します。

クッションフロアとは?

クッションフロアは、主に塩化ビニールを使用した床材で、柔らかくてクッション性があるのが特徴です。
クッションフロアは、賃貸物件や商業施設でも広く使用されており、踏み心地がよく後付けできることから、さまざまなデザインが用意されています。

クッションフロアには耐水性があるため、キッチンやバスルームといった湿気の多い場所でも安心して使用できます。
また表面は平滑で滑りにくく、ほこりや汚れが付きにくいことから、掃除も簡単です。

さらに、クッションフロアは断熱効果もあり、歩くときの衝撃を和らげるため、足への負担が軽減されます。
このため高齢者や小さな子どもがいる家庭にとっても安心でしょう。

しかしクッションフロアは、長期間使用するとテープの跡が残ることや、カビの発生につながることもあります。
また重い家具を設置することで、消えない跡が付くこともあるでしょう。
とくに湿度が高い環境や、大型家具の設置を検討している人は、対策や工夫が必要です。

賃貸物件におけるクッションフロアは、機能性とデザイン性を兼ね備えたおすすめの選択肢であるといえます。
しかし、クッションフロアでは床に対する取扱いに注意が必要です。

生活におけるクッションフロアとフローリングのメリット・デメリット



昨今では、フローリング床の賃貸物件が増えて一般化してきました。
フローリングを選ぶ人が多い理由のひとつに、掃除が簡単で傷が付きにくいことが挙げられます。
一方で、クッションフロアも掃除が簡単で、フローリングに負けないくらいの実用性やメリットを兼ね備えています。

生活するにあたり、クッションフロアとフローリングにおいて、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

クッションフロアのメリットとデメリット

クッションフロアのある賃貸物件を選ぶメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。

【メリット】
◆家賃が低めの傾向にある:
クッションフロアは比較的安価な床材でコストがおさえられるため、家賃が低めに設定されている場合がほとんどです。

◆デザインが豊富:
さまざまなデザインがあり、独自性がありオシャレな空間のお部屋で過ごせるうえ、インテリアに多様性を持たせられます。

◆水や汚れに強い:
クッションフロアは水濡れや油汚れに強く、飲み物や食べ物をこぼしても、掃除が容易です。

◆クッション性が高い:
足への負担が少なく、転倒時におけるケガへのリスクが低減します。とくに子どもやペットがいる家庭にとって安心です。

【デメリット】
◆フローリングに比べて耐久性が低い:
クッションフロアはフローリングに比較すると劣化しやすく、傷やへこみができる可能性があります。
そのため、長期間の使用には注意が必要です。

◆熱に弱い:
熱に弱く、温度差によって変色や変形することもあります。
とくに直射日光が当たる場所では影響を受けやすいため、厚手のカーテンを設置するなど、対策を施した方がよいでしょう。

◆見た目がチープに感じられる:
クッションフロアは実用的ですが、ビニール製のため、木材や畳と比較すると安価な見た目に感じられる場合があります。
高級感に欠けるため、インテリアによっては合わない可能性があります。

◆カビ対策が必要:
カビが発生することがあるため、雨風や飲み物などで汚した場合は、念入りな拭き取りが必要な場合があります。

クッションフロアは実用的で安価ですが、高級感のあるお部屋に住みたい、またはインテリアへのこだわりが強い場合には、不向きである可能性があります。

フローリングのメリットとデメリット

賃貸物件ではフローリング床のお部屋が大変人気で、新築の建物の多くはフローリングです。
クッションフロアと比較した場合の、メリットとデメリットは以下のとおりです。

【メリット】
◆掃除が簡単:
フローリングは平らな表面であるため、ほこりや汚れが溜まりにくく、掃除機で簡単に掃除できます。飲み物をこぼしても拭き取るのが容易です。

◆メンテナンスが簡単:
フローリングは畳やクッションフロアとは異なり、定期的な裏返しや表替えが不要で、摩耗にも強いです。
とくに賃貸物件で用いられる複層フローリングは、高い耐久性をほこります。

◆インテリアを合わせやすい:
フローリングはさまざまなデザインや色のインテリアに合わせやすく、希望するインテリアを優先して飾れます。
どのような家具でも、部屋の雰囲気をスタイリッシュに演出できるでしょう。

【デメリット】
◆足元が冷えやすい:
フローリングは足元が冷えやすく、とくに冬場は注意が必要です。
快適さを保つためにスリッパや床暖房といった工夫が必要です。

◆傷が目立ちやすい:
フローリングは重たい家具や鋭い物を引きずると傷がつきやすいです。
そのため、大型の家電や家具は、とくに注意して設置する必要があるでしょう。

◆防音性に欠ける:
フローリングは音が響きやすく、足音や物音が気になる場合があります。
とくに上下階に住む場合は、音の問題でトラブルが生じることもあるでしょう。

◆滑りやすい: 濡れた状態や裸足の場合、転倒するリスクがあります。
小さな子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要です。

◆家賃が高めの傾向にある:
フローリング床は大変人気が高いため、都市部では空き室が埋まりやすく、畳やクッションフロアに比べて家賃が高めに設定されている場合がほとんどです。

賃貸物件といえば、フローリング一択で検討している人も多いでしょう。
フローリング床ならではのメリットも多いですが、デメリットもあることを念頭に決めましょう。

クッションフロアがおすすめの人



クッションフロアにもフローリングにも、メリットとデメリットがあり、自身の体質やこだわり、ライフスタイルに合わせた選択が重要です。
特性を踏まえて、クッションフロアがあるお部屋がおすすめの人を紹介します。
自身に多く当てはまっていると思われた人は、ぜひクッションフロアのある賃貸物件も検討してみてください。

家賃をおさえたい人

賃貸物件を探す際、家賃をおさえたい人は、クッションフロアのある物件がおすすめです。
クッションフロアの床材は安価なため、家賃も低めに設定されている場合がほとんどです。
そのため賃貸物件では一般的なフローリングよりも安価に施工される傾向があります。
クッションフロアの賃貸物件を選ぶメリットとして、家賃が比較的安いだけでなく、管理が楽であることも挙げられます。
掃除が容易であり耐水性が高いため、管理やメンテナンスにおける手間や費用も削減できるでしょう。

ただしクッションフロアは柔らかいため、重い家具の移動や引きずりによって傷つきやすい特性があります。
退去時に、原状回復として多額の費用が請求される場合もあるため、注意が必要です。

ほとんどの場合は、クッションフロアの原状回復は貸主が負担することになっているはずですが、契約書の内容を確認のうえ、契約する必要があるでしょう。

アレルギー体質の人

アレルギー体質の人は、とくにクッションフロアの賃貸物件がおすすめです。

なぜならクッションフロアは、塩化ビニールでできたシート状の床材でできているため、掃除がしやすく、ホコリやハウスダストが付着しにくい特徴があります。
また湿気に強いため、カビの発生もおさえられます。
クッションフロアの表面は滑らかで手入れが簡単なので、清潔感を保ちやすい点も魅力です。

そしてフローリングと比較すると、溝や隙間がないため、ダニやノミが生息しにくいといえます。

ただしクッションフロアを雨や飲み物などで汚してしまい、長時間放置することで、カビが発生しやすくなります。

アレルギー体質の人は、フローリングよりもクッションフロアがおすすめであるといえますが、湿度管理や液体による汚れには注意が必要です。

ペットを飼う人

ペットを飼う人は、クッションフロアのあるお部屋がおすすめです。

クッションフロアはフローリングに比べて滑りにくく、安全性が高いといえます。
ペットが走り回ったり急に立ち止まったりした際に、ケガをするリスクが大幅に減らせるでしょう。
またクッションフロアは柔らかい素材でできているため、ペットが万が一高いところから落ちた場合でも安心です。

またペット関連のインテリアやグッズは、やさしい雰囲気や色合いを持つものがほとんどです。
クッションフロアの材質や見た目は、やさしさや温かみのある外観が多いため、ペット専用のグッズに合わせやすいといえるでしょう。

さらにクッションフロアは掃除がしやすい点も魅力です。
ペットは時折粗相をすることがあり、その後の掃除が大変ですが、クッションフロアは水や汚れにも強い素材であるため、掃除が簡単です。
また湿気でむれにくく、臭いも残りにくいため、清潔感を維持できるでしょう。

ただし液体による汚れを長時間放置することで、床材に染み込んでしまい、汚れや臭いを落とすことが困難になります。
そのため、汚れを見つけた際は早急に対処することが大切です。

生活音によるご近所トラブルが心配な人

生活音によるご近所トラブルが心配な人は、クッションフロアのお部屋がおすすめです。
クッションフロアは柔らかく、足音などの衝撃音を吸収する特性があります。
このため、階下や隣室に響く音を軽減し、住人同士で快適な生活空間を維持できます。

実際にクッションフロアは防音効果があることから、とくに上下階などの住人に対する音の配慮が求められる賃貸物件では、大きなメリットとなるでしょう。
壁や床にかかる衝撃音を和らげることで、生活音が気になりにくくなります。

さらにクッションフロアのデザインは多様で、木目調やタイル調など、インテリアに合わせて選びやすい点も魅力です。
見た目を気にする方でも、好みに応じたスタイルを楽しみながら防音効果を得られるのは嬉しいポイントでしょう。

生活音が気になる方や、生活音によるご近所トラブルが心配な方は、クッションフロアの賃貸物件がおすすめです。
あるいは、ほかの防音対策と併用することで、より快適な空間が作れるでしょう。

おしゃれなデザインのお部屋に住みたい人

クッションフロアは、お部屋をおしゃれ空間に演出してくれます。

賃貸物件にもともと敷かれているクッションフロアは、おしゃれで独自性が高いものが多く、人気です。
また賃貸物件によっては、複数あるデザインや色合いから部屋を選ぶことができ、簡単に自分の好みに合わせたインテリアを楽しめるでしょう。

クッションフロアは豊富なデザインバリエーションがあり、木目調・タイル調・石目調など多様なスタイルがあり、インテリアコーディネートの幅を広げます。
このため、シンプルな部屋から北欧風、ヴィンテージスタイルまで、さまざまなテーマに合わせた加工が可能です。
また賃貸物件の場合、可能な模様替えに制限がありますが、市販のクッションフロアを敷き直すことで、気軽に模様替えを楽しむことができます。

さらにクッションフロアは水に強い特性があり、キッチンやバスルームなどの水回りでも使用できるため、どこでもデザインを統一できます。

おしゃれなデザインやこだわりのあるデザインのお部屋に住みたい人は、クッションフロアのある賃貸物件がおすすめです。
模様替えの手軽さ・デザイン性・機能性を兼ね備えているため、住み心地を良くしてくれるはずです。

フロア暖房を利用したい人

フロア暖房は、床面から直接熱を供給する暖房方式です。
たとえば床暖房やカーペットのほか、簡易こたつなどもあります。
多くのフロア暖房は、下部に設置された温水パイプや電気ヒーターによって床面が温められ、その熱が全体に広がる仕組みになっています。

そのため足元が温かく感じられ、寒い冬の季節にはとくに快適さが実感できるでしょう。
クッションフロアであれば、熱が外部に逃げにくいため、フロア暖房との相性がよいのです。
また、空気全体を一気に温めることなく、地面から自然な温かさを感じられるため、乾燥しにくい点も魅力です。

フロア暖房によって床が温まることで、寒い季節でも快適に過ごせるため、とくに高齢者や小さな子どもがいる家庭にとっては安心といえるでしょう。

足元が冷えやすく、冬にフロア暖房を用いる場合、クッションフロアの選択は非常に有利です。
冷たい冬の朝でも、床からの温かさが心地よく、エネルギー効率も高まります。
したがって、フロア暖房を利用したい人には、クッションフロアのある賃貸物件を選ぶことをおすすめします。

クッションフロアは止めた方がいいと言われる理由



クッションフロアはメリットが多い一方で「住まない方がよい!」というネガティブな意見も散見されます。
クッションフロアの賃貸物件をおすすめしない意見が存在する理由について3点紹介します。
さまざまな意見を踏まえたうえで、クッションフロアのある賃貸物件を選ぶべきかどうか、判断しましょう。

家具や家電を置くことでへこみやすいため

クッションフロアが「止めとけ」と言われる理由の一つに、家具や家電を置いた際にへこみやすいという点が挙げられます。

クッションフロアは柔らかい素材でできているため、重いものを長時間置いておくと、特に底面が平らな家具や家電の足部分が圧力を受け、床がへこんでしまいます。

たとえば冷蔵庫やソファ、重い食器棚などをクッションフロアの上に配置すると、圧力によって徐々に素材が変形し、
戻らないへこみが生じることがあります。退去時に原状回復として取り扱われた経験がある人にとっては、クッションフロアはあまりよい選択肢とは言えないのでしょう。

またクッションフロアは傷つきやすく、特に鋭利な物や硬いもので引っかいてしまうと、目立つ傷ができやすい点もあります。
これが後々、退去時にトラブルの原因となることもあるため、賃貸契約時には原状回復について確認しておきましょう。

クッションフロアは手軽でデザイン性には優れるものの、特性やデメリットを理解せずに使用すると、思わぬトラブルを招く可能性が高いのです。

退去時に原状回復が求められたため

クッションフロアが賃貸物件において「止めとけ!」と言われる理由の一つに、退去時の原状回復に関するトラブルがあります。

クッションフロアは、その柔らかさと掃除の簡単さから賃貸で人気ですが、原状回復を求められた際にトラブルになることがしばしばあります。
一般的にクッションフロアは借主と前の借主のどちらが汚したのかがあいまいなため、現在の借主に、原状回復における請求が来ることもあります。
とくに、通常の使用では避けられないへこみや設置跡が残ってしまうと、借主に対して原状回復の義務が生じることもあります。

国土交通省のガイドラインでは、通常の使用による損耗については貸主が負担することが明記されていますが、
クッションフロアの上に重い家具を置くことでできる跡や傷は、基準の対象外となる場合があります。
結果として原状回復費用が請求される可能性があります。

さらに、クッションフロアは水回りでの使用に向いているものの、湿気の多い場合にはカビが生えやすい特性もあり、
退去時に原状回復を複雑にする一因ともなります。

以上の理由から、現在の借主が負担すべきなのかどうかでトラブルとなり、クッションフロアを選択すべきでないと考える人も多いようです。

見た目が安っぽくだんだん不満が感じられてくるため

クッションフロアは、ビニール製の素材が原因で、安っぽく見えることがあります。
見た目の劣位性は、とくにインテリアにこだわりがある人々や高級感を求める利用者にとって不満の要因となることが多いです。

クッションフロアは塩化ビニール製であり、表面は柔らかく、一般的には木目やタイル模様がプリントされています。
これに対し、天然素材であるフローリングやタイルは、高級感や重厚感が感じられます。
クッションフロアの印刷技術向上により、リアルな模様を再現できるようになったものの、近くで見るとテカリや安っぽい質感が目立つことが多いです。

さらに使用している素材の性質上、クッションフロアは耐久性に欠け、経年劣化が早い場合があります。
傷やへこみが発生しやすく、長期間使用すると傷が目立ち、見た目の印象が悪化します。
とくに高級感を求めたい空間では、床の存在が浮いて見えてしまい、不満の要因になるでしょう。

借主が退去時にクッションフロアの原状回復を行う必要がないケースとは?

クッションフロアは、重い家具を置いた際にへこみやすく、液体汚れを長時間放置することで消えにくくなります。
そのため、貸主と借主の間で、しばしば原状回復におけるトラブルが発生します。
とはいえ、原状回復の義務がないにもかかわらず、費用を支払う必要はありません。

ポイントは、賃貸契約書に明記があるか?日常生活でどうしても付いてしまう傷やへこみなのか?です。
原状回復において、借主が負担しなくてもよい可能性が高いケースについて、解説します。

賃貸契約書に原状回復において明記されていない場合

賃貸契約書は、借主と貸主同士の、決まりごとが書かれた書類です。 家賃や敷金・礼金などの取り決めのほか、退去時における原状回復についても記載されています。
しかし、不動産屋さんや大家さんによっては、契約書に原状回復について明記されていない場合があります。
基本的に、契約書に明記されていない場合は、借主に原状回復の義務はないとされる可能性が高いでしょう。

また明記されていたとしても、あいまいな表現だったり判断に悩んだりする場合は、国土交通省のガイドラインにもとづいて判断するとよいでしょう。
ガイドラインによると、通常の生活の中で生じる傷や汚れは、入居者の故意または過失によるものではない限り、借主が負担する必要はありません。

つまり家具によるへこみや色の変化、日常生活から生じる小さな傷は「通常損耗」に該当するため、原状回復の対象外となる場合がほとんどです。

契約前に、念のため原状回復について確認し、クッションフロアにおける過失や退去時の費用について確認しておくと安心でしょう。

家具の設置によるへこみ

賃貸のクッションフロアは、素材の特性上やわらかいため、重い家具や家電を設置するとどうしてもへこみができてしまいます

しかし、家具を配置する際に発生するへこみや設置痕は、日常生活における「通常の使用」に分類されるため、原状回復の対象外とされます。
すなわち、国土交通省のガイドラインに基づくと、家具の設置による損耗は入居者の故意や過失ではなく、通常消耗として貸主の負担となります。

クッションフロアに家具の足の跡が残った場合でも、入居者による日常の行為から生じるものであり、原則として退去費用として請求されることはありません。

ただし、通常の範囲を超える損傷があった場合や、家具を引きずってできた明らかな傷は別途検討され、入居者の負担が必要になることもあります。
このため、家具の配置には注意が必要ですが、通常の設置によるへこみについては心配する必要はありません

経年劣化

経年劣化とは、物の価値が時間の経過とともに自然に低下する現象を指し、通常の生活であれば、どうしても避けられないものです。

賃貸契約においては特約がない限り、経年劣化による傷や色落ち、表面の摩耗などは入居者の責任ではなく、貸主が負担することになっています。
具体的には、日照によるフロアの変色や、軽微な傷は通常損耗として扱われます。
国土交通省が定めた原状回復ガイドラインに基づき、退去時に発生した経年劣化に対しては、入居者が修繕費用を負担する必要がありません。

ただし、故意や過失によりつけた傷や汚れは入居者の負担となるため注意が必要です。

借主が退去時にクッションフロアの原状回復を行う必要があるケースとは?

一方で、通常どおり生活しても付くとは考えられない傷や汚れ、故意に傷つけた箇所に関しては、借主の責任として原状回復費用が請求される場合があります。
原状回復におけるトラブルが多いクッションフロアですが、借主が請求される可能性が高いケースについて紹介します。

自分で設置した家具・家電により色落ちまたは変色した場合

賃貸物件の退去時には、借主が自ら設置した家具や家電により生じた、色落ちや変色が原状回復の対象となることがあります。

とくに、家具や家電のゴム製品が長時間クッションフロアに接触すると、化学反応によって変色が発生することがあります。
これは家具や家電が原因で起きた状況であり、借主が負担するべき原状回復の範囲とみなされる場合があります。

国土交通省の原状回復ガイドラインによると、故意または不注意によって生じた損傷は、借主の負担で修復すべきと明記されています。
このため、たとえば冷蔵庫やアルミラックからのサビ跡や、飲食物をこぼした後に放置した汚れなども同様に、入居者の責任となる可能性が高いでしょう。

自分の行為によって生じた損傷については、原状回復の責任を負う可能性が高いため、家具の配置や使用方法には注意が必要です

雨風や液体の汚れにさらした状態で放置してできたカビや汚れ

賃貸物件のクッションフロアにて、故意または過失による損傷が対象となります。

具体的には、雨風や液体の汚れにさらした結果、放置して発生したカビや汚れは入居者の過失とみなされ、原状回復の対象となるでしょう。

また結露による湿気を放置してカビが発生した場合も、入居者が適切に管理しなかった結果として、修繕費用が請求されることがあります。
また飲食物をこぼしてしまい、そのままにしておくことで、 匂いや汚れが付着した場合も同様に、借主の負担で対応しなければなりません。

クッションフロアの取り扱いにおいては、とくに液体汚れに関しては、早急に対処することが求められます。

タバコの跡

賃貸物件を退去する際、タバコの焦げ跡については借主の過失による損傷とみなされ、原状回復の対象となります。

具体的には、クッションフロアにタバコの灰が落ちたり、直接の煙や熱によって焦げ跡がついたりした場合、
これらは通常の使用を超える使用による損耗とされ、借主が修復費用を負担することになるでしょう。

一般的に、原状回復費用の相場はクッションフロアの面積1平方メートルあたり約2,500~3,000円であり、焦げ跡が複数箇所に見られる場合は全て張り替えが必要になることがあります。
この場合、部屋全体の張り替え費用が数万円に達することもあります。したがってタバコの跡をクッションフロアに付けないよう注意しましょう。

まとめ

クッションフロアは、柔らかく音を吸収する素材であることから、騒音トラブルを防ぎ、かつ居心地のよさが感じられる床材です。

一方で、液体性の汚れが付着してから長時間放置することで、カビが発生しやすく、退去時に原状回復の費用が請求される場合があるため注意が必要です。
ほかにも、タバコの跡や落下物による傷などは、日常生活においては付くと考えられないため、同様に請求されるでしょう。
普通に設置して付いたへこみや傷は問題ありません。

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