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重量鉄骨造の防音性能とは?快適な住環境の実現ポイントを不動産屋が解説

INFORMATIOIN

公開日:2025/05/28



住まい選びの際に気になるポイントのひとつが「防音性能」です。
とくに都市部では、隣人や外の騒音に悩まされない静かな住環境を求める方が多いでしょう。

そのようななか、注目されているのが「重量鉄骨造」の建物です。強固な構造で知られる重量鉄骨造ですが、防音面でも大きなメリットが期待できます。

本記事では、不動産のプロが、重量鉄骨造がなぜ防音性能に優れているのか、どのようなポイントに注意すればさらに快適な住環境を実現できるのかをわかりやすく解説します。

これから賃貸やマンションの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

重量鉄骨造とは?



重量鉄骨造(じゅうりょうてっこつぞう)とは、建物の骨組みに厚み6mm以上の鋼材を使用した構造方式を指します。

鉄骨造の一種で、重量鉄骨造かどうかはおもに使用される鋼材の厚みによって区別されます。
重量鉄骨造は中高層マンションやオフィスビル、商業施設などに多く採用されており、優れた耐久性と強度を持つのが特徴です。

重量鉄骨造とほかの造りとの比較や、耐震性などについて解説します。

軽量鉄骨造との違い

軽量鉄骨造は、厚さ6mm未満の薄い鋼材(軽量形鋼)を使った構造で、戸建住宅やアパートに多く見られます。

一方、重量鉄骨造は6mm以上の厚い鋼材を使い、おもに中高層建築に用いられ、大きな違いは「耐久性」「耐震性」「自由度」にあります。
軽量鉄骨は施工が簡単でコストも抑えられますが、構造的に弱く、柱や壁の配置に制限が出やすいです。
重量鉄骨は重くて高価ですが、強度が高く、開口部を広く取れたり、高天井や大空間などで自由に設計したりできます。

つまり、軽量鉄骨は「軽くてコストが低めの」構造、重量鉄骨は「重くてコストが高めの」構造です。
住み心地や資産価値を重視するなら、重量鉄骨のメリットが大きいといえるでしょう。

建物の強度・耐震性との関係

重量鉄骨造は非常に強度が高く、耐震性にも優れています。
使用される厚い鋼材は変形しにくく、地震エネルギーを効率よく吸収・分散できます。

そのため、中高層の建物や人が多く集まる施設に多く採用されています。
さらに、重量鉄骨はしなやかさ(靭性)もあるため、揺れを受けても倒壊しにくい構造です。
軽量鉄骨や木造では、地震によって構造部材が折れる・割れるリスクがありますが、重量鉄骨は一定の変形に耐える「粘り強さ」があり、倒壊リスクを大幅に減らせます。

また耐震等級の高い建物を設計しやすく、長期的な安全性を重視する場合に非常に有利です。
耐震補強を考える際も、鋼材の扱いやすさから柔軟な対応が可能です。

重量鉄骨造で使用される鋼材の厚みや間取りの自由度は?

重量鉄骨造では、厚さ6mm以上の頑丈な鋼材が使われているため、柱の間隔(スパン)が広く取れて、間取りの自由度が高いといえます。

たとえば、壁を少なくして広いリビングを設けたり、大きな開口部(窓など)を設けたりできます。
また、梁や柱の強度が高いため、高天井や吹き抜け構造、メゾネット構造なども実現しやすいでしょう。

自由設計の注文住宅や、将来的なリフォームを想定した間取り変更にも柔軟に対応できます。
さらに音や振動にも強く、居住性にも優れています。

ただし、その分コストや工期が長くなる傾向があるため、予算とのバランスも考慮する必要があります。
高品質で長寿命な住まいを望む方に適しているといえるでしょう。

重量鉄骨造の防音性能は高いのか?



重量鉄骨造は頑丈で耐震性が高い特徴がありますが、防音性能が高くなければ、入居先としての検討は難しいでしょう。
重量鉄骨造の防音性について、ほかの造りと比較した場合、および最も防音性が高い造りについて解説します。

重量鉄骨造の建物に音が伝わりにくい理由

重量鉄骨造は、厚み6mm以上の鋼材を用いた強固な構造で、建物全体がしっかりと組み上げられているため、音の振動が伝わりにくいという特性があります。

とくに柱や梁が太く、剛性が高いため、構造体全体が共振しにくく、外部からの騒音や隣室の生活音が広がりにくいのです。
また、重量鉄骨造では壁や床に用いる仕上げ材や間に挟む断熱・遮音材にもこだわることが多く、構造体の強さと相まって高い遮音性を発揮します。

さらに柱と壁の間に空間を設ける「浮き構造」や「二重床・二重天井」といった設計の工夫を加えることで、空気伝播音・固体伝播音の両方を効果的に抑えられるでしょう。

遮音性能に優れる床・壁構造とは?

賃貸物件において遮音性を高めるには、床や壁の構造に工夫が必要です。

まず床については、「二重床構造」が優れた遮音性を発揮します。
これはスラブ(コンクリート床)とフローリングの間に空間や遮音材を設け、音が直接伝わらないようにする構造です。
二重床構造により、足音や物の落下音といった衝撃音を大幅に軽減できます。
壁に関しては、「二重壁構造」や「間柱に遮音シートやグラスウールを挟んだ壁」が効果的です。
壁の厚みがあり、吸音材を挟んだ設計は隣室からの会話音やテレビ音などの空気音の伝達を抑えます。

重量鉄骨造との組み合わせで、これらの床・壁構造を採用している物件は、防音性の高い快適な住環境を提供できるといえるでしょう。

鉄自体の音の伝わりやすさと遮音設計の工夫

鉄は金属であるため、一般的に音(振動)が伝わりやすい性質を持っています。

つまり、鉄そのものは遮音性が高い素材ではありません。
しかし、重量鉄骨造が防音性に優れているのは、構造全体で音を遮るための設計的な工夫がなされているからです。

たとえば、鉄骨の振動を直接室内に伝えないように「制振ゴム」や「遮音シート」を挟んだ接合部材を使用したり、鉄骨と内装材の間に吸音・遮音層を設けたりすることがあります。

また「二重天井」「二重床」「浮き壁」などの構造は、音の伝播経路を断ち切る効果があります。
つまり鉄骨は頑丈な土台でありながら、その他の仕上げや構造で音の伝わり方をコントロールしているのです。
音の性質を理解したうえで工夫された設計であれば、防音性は大きく向上します。

最も防音性が高いのはSRC造

防音性能という観点で最も優れているのは、SRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)です。

SRC造は、柱・梁・壁・床すべてに鉄骨と鉄筋を入れたコンクリートを使用しており、その質量と密度の高さから、空気音・衝撃音の両方を効果的に遮断できます。
とくに床のスラブ厚が20cm以上あるような物件では、上下階の足音や振動がほとんど気にならないレベルです。

またSRC造は壁の構造も厚く、隣室からの生活音も届きにくいため、マンションなどの集合住宅で圧倒的な静音性をほこります。
重量鉄骨造も防音性に優れた設計が可能ですが、材料の比重という面でSRC造には及ばないのが実情です。

ただしSRC造は建築コストが高く、物件価格や家賃も高めになる傾向があるため、防音性とコストのバランスをどう取るかがポイントとなります。

他の構造と比較した防音性能の高さと生活音の違い



防音性能を比較数なら、賃貸物件として建てられることが多い、木造・軽量鉄骨造と比較するのがおすすめです。
重量鉄骨造を木造および軽量鉄骨造と比較した際の、防音性能と生活音の違いについて解説します。

木造

木造住宅は、柱や梁などの構造体が木材でできており、軽くて加工しやすいのが特徴ですが、防音性の面ではどうしても劣ります。

木材は音や振動を通しやすく、生活音が床や壁を通じて上下左右に響きやすい構造です。
とくに「足音」「物を落とす音」「話し声」「テレビの音」などが隣室や階下へ伝わりやすく、トラブルの原因になることもあるでしょう。

それに対し、重量鉄骨造は厚い鋼材を骨組みに使い、構造が強固でブレにくいため、音の振動が建物全体に伝わりにくいです。
また、間にコンクリートスラブや吸音材、二重床などを設けやすい設計で、防音仕様にしやすいという点も大きなメリットです。
生活音の影響を最小限に抑えたい場合、木造よりも重量鉄骨造の方が圧倒的に快適といえるでしょう。

軽量鉄骨造

軽量鉄骨造は、厚さ6mm未満の薄い鋼材(軽量形鋼)を使った構造で、見た目は重量鉄骨造に似ていることもありますが、構造上の性質は大きく異なります。

軽量鉄骨は木造よりやや強度がありますが、柱や梁が細く、躯体自体が軽量で振動を受けやすいため、音も伝わりやすいです。
遮音対策が施されていない場合、木造と大差ないレベルの音漏れや響き方になることもあります。

一方、重量鉄骨造は構造材が太く建物の重量もあり、剛性が非常に高いため、音による建物の微細な振動や共鳴を防ぎやすい構造です。
さらに、間仕切りの設計や床スラブの厚さ、間に入れる遮音材の質などを調整しやすく、設計次第でSRC造に迫る防音性を実現できるでしょう。

入居した部屋で効果的な防音対策



たとえ防音性に優れているといわれているSRC構造の物件に住んだとしても、どうしても生活音が聞こえたり防音性の高さが感じられなかったりする場合があるでしょう。
日常生活において音が気になる場合の、効果が期待できる対策について紹介します。

防音カーテン・防音レースカーテンを設置する

防音カーテンは、音を遮断する「遮音性」と音を吸収する「吸音性」を兼ね備えた特殊な素材で作られています。

とくに多層構造のカーテンは、外部からの騒音や室内の音漏れを効果的に軽減します。
設置の際は、窓枠よりも大きめのサイズを選び、隙間をなくしましょう。
また防音レースカーテンを併用することで、さらなる効果が期待できます。

防音カーテンは、賃貸物件でも手軽に導入できるため、初めての防音対策としておすすめです。

壁際に大型家具を設置する

壁際に背の高い本棚やタンスなどの大型家具を配置することで、音の侵入や漏れを抑える効果が期待できます。

家具自体が遮音壁の役割を果たし、とくに収納物が多い場合は質量が増し、さらに防音効果が高まります。
設置する際は、家具と壁の間に1cm程度の隙間を設けると、音の振動を吸収しやすいでしょう。

特別な工事を必要とせず、既存の家具を活用できるため、手軽に実践できる防音対策です。

壁際に家具を配置する

音が気になる壁面に家具を配置することで、音の反射や侵入を軽減できます。

とくに、クローゼットや収納棚などの質量がある家具を選ぶと効果的です。
また、家具の背面に吸音材を貼ることで、さらなる防音効果が期待できるでしょう。

配置の際は、家具と壁の間に少しの隙間を設けることで、音の振動を吸収しやすくなります。
この方法は、家具の配置を工夫するだけで実践できるため、手軽な防音対策として有効です。

白色雑音(ホワイトノイズ)マシンを活用する

ホワイトノイズマシンは、手乗りサイズのスピーカーの形状をしており、オンラインなどで手軽に購入できます。

一定の周波数の音を発生させることで、周囲の雑音をマスキングし、静かな環境を作り出す仕組みです。
とくに、隣人の生活音や外部の騒音が気になる場合に効果的です。

また、睡眠時や集中したいときにも役立ちます。使用する際は、音量を適切に調整し、長時間の使用を避けるようにしましょう。
最近では、タイマー機能や多様な音源を搭載した製品も多いため、自身にあった機能が搭載された製品を選びましょう。

壁に防音シートを貼る

防音シートは、音を遮断または吸収する機能を持つシート状の材料で、壁やなどに貼り付けることで、室内外の音を軽減する効果があります。

とくに、隣室からの話し声や生活音、外部からの騒音が気になる場合に有効です。
防音シートには、遮音性能に優れたものや、吸音性能に特化したものなど、さまざまな種類があります。
設置する際は、音漏れの原因となる隙間を作らないよう、壁全体にしっかりと貼り付けることが重要です。

また防音シートの上から壁紙を貼ることで、見た目を損なわずに防音対策を行うことも可能です。
賃貸物件の場合、原状回復を考慮して、貼ってはがせるタイプの防音シートを選ぶとよいでしょう。

テレビやオーディオ機器などは壁から離す

テレビやオーディオ機器などの音響機器を壁に近づけて設置すると、音の振動が壁を通じて隣室に伝わりやすくなります。

とくにスピーカーが背面にある場合や、機器が壁に直接接触している場合、音漏れの原因となります。
このような場合、機器を壁から少し離して設置することで、音の振動が壁に伝わるのを軽減できるでしょう。
また、テレビ台やスピーカースタンドの下に防振マットを敷くことで、床への振動伝播も抑えられます。
さらに、スピーカーの向きを調整し、隣室と反対方向に音が向かうようにするのも効果的です。

これらの対策は、特別な設備や工事を必要とせず、すぐに実施できるため、騒音対策として非常に有効です。
隣人による生活音に悩まされる場合もありますが、自身が隣人を困らせてしまうことがないよう配慮が必要です。

重量鉄骨造の住む場合のデメリットと注意点



重量鉄骨造は、耐震性や耐久性に優れた構造として人気がありますが、防音性能に関しては注意すべき点も存在します。
入居するにあたって、とくに留意すべき5つのポイントを解説します。

壁の厚みだけでは不十分なケースがある

重量鉄骨造は、太い柱や梁を使用するため、壁の厚みがある程度確保されており、一般的には防音性が高いとされています。
しかし、壁の厚みだけで完全な防音が実現するわけではありません。
たとえば、壁内部の断熱材や遮音材の種類・施工の精度などが不十分であると、音漏れの原因となります。
また経年劣化により壁と柱の接合部に隙間が生じることもあり、音の通り道となる可能性があります。

したがって、壁の厚みだけでなく、使用されている材料や施工の質にも注意を払うことが重要です。

換気口・配管周りから音漏れする可能性がある

建物の防音対策において、壁や床の遮音性に注目が集まりがちですが、換気口や配管周りも音漏れのリスクがあります。

これらの開口部は、空気の流れを確保するために設けられていますが、同時に音の通り道にもなり得ます。
とくに、隣室との間に共有の配管スペースがある場合、音が伝わりやすくなることがあります。

防音対策を施す際には、これらの細部にも注意を払い、必要に応じて防音材の追加や密閉性の向上を図ることが求められます。

窓・ドアから音が漏れる場合がある

重量鉄骨造の建物でも、窓やドアの性能によっては音漏れが発生することがあります。

とくに単板ガラスや気密性の低いサッシを使用している場合、外部の騒音が室内に入り込みやすくなります。
また、ドアと枠の間に隙間があると、音が漏れる原因となります。
音漏れを防ぐためには、二重サッシの導入や、防音性能の高いガラスの使用、ドアの気密性を高める工夫が有効です。

さらに厚手のカーテンや防音テープの活用も、音漏れ対策として効果的です。

断熱性に乏しいため夏は暑く冬は寒さを感じやすい

重量鉄骨造の建物は、鉄の特性上、熱伝導率が高く、外気の影響を受けやすい構造です。
そのため、夏は外部の熱が室内に伝わりやすく、冬は室内の暖気が外部に逃げやすい傾向があります。
とくに断熱材の使用が不十分な場合や、施工の精度が低い場合には、室内の温度管理が難しくなり、冷暖房の効率が低下することがあります。

これによりエネルギー消費が増加し、光熱費の負担が大きくなる可能性があるでしょう。
快適な室内環境を維持するためには、断熱性能の高い建材の使用や、適切な施工が求められます。

家賃が高めの傾向がある

重量鉄骨造の建物は、使用される材料や施工方法が高品質であるため、建築コストが高くなる傾向があります。

このため、賃貸物件として提供される際には、家賃が他の構造の物件よりも高めに設定されることが一般的です。
また重量鉄骨造の建物は、耐震性や耐久性に優れていることから、長期的な資産価値が高いと評価されることが多く、これも家賃の高さに影響を与えています。

そのため、予算に制約がある場合や、短期間の居住を予定している場合には、他の構造の物件と比較検討することが重要です。

重量鉄骨造のお部屋に住んでいる人の体験談

実際に、重量鉄骨造のお部屋に住んでいる人のリアルな体験談について、防音性や生活音を中心に6つ紹介します。
重量鉄骨造の賃貸物件への入居を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

■体験談1:音に敏感な私でも安心して暮らせています(30代・女性・一人暮らし)

私は音にとても敏感で、以前住んでいた木造アパートでは隣の話し声や上の足音でよく眠れませんでした。
引っ越し先を探す際に「重量鉄骨造」と書いてあった物件を見つけ、内見して即決。
住んでみると、隣の音はほぼ気にならず、上階の生活音もほとんど聞こえません。
最初は「本当に誰か住んでるのかな?」と思うほど静かで、夜もぐっすり眠れています。
音ストレスから解放されたのは本当に大きいです。



■体験談2:子育て家庭でも安心して生活できる(40代・男性・夫婦+子ども2人)

小学生の子どもが2人いて、どうしても日中の騒がしさは避けられません。
以前住んでいた軽量鉄骨の賃貸では下の階から苦情を受けたことがあり、引っ越しを決意。
現在の重量鉄骨造の物件は、床の構造もしっかりしているのか、子どもが走ってもあまり響いていないようで、今のところ苦情は一切なし。
防音性が高いと安心して子育てできます。家族みんなストレスなく暮らせるのがありがたいです。



■体験談3:在宅ワークでも集中できる環境(20代・男性・リモートワーカー)

在宅で仕事をしているので、周囲の生活音や外の騒音が気になると集中力に影響します。
以前の木造アパートでは、昼間に隣のテレビ音が漏れてきて困っていましたが、重量鉄骨造の今の部屋は非常に静か。
外の車の音もほとんど聞こえず、隣人の気配も感じないレベルです。オンライン会議も安心してでき、集中力が保てて仕事も捗ります。
防音性の高い住まいは、リモートワーク時代の大きな味方だと思います。



■体験談4:夜勤明けの昼寝も快適(30代・女性・看護師)

夜勤後に昼間寝る生活なので、静かな環境が最優先でした。
木造では昼間の物音が響いてなかなか眠れず困っていたのですが、今の重量鉄骨造の部屋に引っ越してからは、日中でも本当に静か。
遮音性の高い壁と二重サッシもついていて、外の音も気になりません。
生活リズムが特殊な私にとって、この静けさは本当にありがたく、疲れも取れやすくなりました。



■体験談5:隣人の生活音が聞こえるけど、工夫次第で乗り切れないことはない(30代・男性・リモートワーカー)

笑い声なら普通に聞こえます。真ん中階段、左右に分かれてる部屋なら隣の音は殆ど聞こえません。
その代わり、重低音の音を出すと上下の部屋には聞こえます。会話も昼間は気にする必要ないですが深夜は注意ですね。
鉄骨造マンションは音が伝わりやすく、生活音はほぼ聞こえるといってよいでしょう。
落下音や大きな足音、ドアの開閉音やドライヤーなど大きな生活音も聞こえますね。
鉄骨マンションの防音性は、建物の構造や使用されている建材によって大きく変わります。
ただ、間取りや家具の配置も音の伝わり方に影響を与えます。
家具の配置を工夫することで、気にならなくなりましたよ。



■体験談6:(40代・男性・夫婦2人+子ども2人)

引っ越しの際に防音を重視して重量鉄骨造の物件を選びました。
正直、多少の物音は聞こえます。たとえば、廊下を歩く音や隣の洗濯機の音とか。でも木造と比べれば格段に静かですし、
テレビの音や話し声がほぼ聞こえないのはありがたいですね。仕事柄、朝早いので静かに眠れる環境は大事です。
小学生の子ども2人と暮らしていて、ドタバタと走り回ることもありますが、下の階から苦情を受けたことは一度もありません。
逆に、上の階の生活音も気にならず、お互い様で気楽です。夜遅くに楽器の練習をしている住人もいるようですが、防音がしっかりしているのか、ほとんど聞こえません。

賃貸物件以外で重量鉄骨造に住みながら防音対策をするには?



重量鉄骨造の建物は耐震性や耐久性に優れていますが、防音性能を高めるためには、
リフォームやリノベーション時、また管理会社や施工会社との連携が重要です。
以下に、それぞれのポイントを詳しく解説します。

リフォーム・リノベーション時のポイント

重量鉄骨造の建物をリフォームやリノベーションする際、防音性能を向上させるためには、以下の点に注意が必要です。

1. 遮音材と吸音材を適切に使用する
遮音材は音を遮断し、吸音材は音の反響を抑える役割があります。
これらを適切に組み合わせることで、効果的な防音対策が可能です。
たとえば、壁や天井に遮音シートを貼り、その上に吸音材を設置することで、外部からの騒音や隣室からの音漏れを軽減できます。

2. 二重床や防振材を導入する
上下階の音対策として、二重床構造や防振材の導入が効果的です。
床下に防音マットや防振ゴムを敷くことで、足音や物音が階下に伝わるのを軽減できます。
また、階段の位置や素材にも注意が必要で、金属製の階段は音を響かせやすいため、設置場所や取付方法を工夫することが求められます。

3. 窓やドアの防音対策を実施する
窓やドアからの音漏れを防ぐために、二重サッシの導入や防音性能の高いドアへの交換が有効です。
また、隙間を埋めるためのシーリング材の使用や、ドア下部に防音テープを貼るなどの対策も効果的です。

4. 配管や換気口の防音処理を実施する
配管や換気口は音の通り道となりやすいため、防音材で覆うなどの対策が必要です。
とくに、隣室と共有する配管スペースがある場合、音が伝わりやすくなるため注意が必要です。

これらの対策を講じることで、重量鉄骨造の建物でも快適な住環境を実現できます。

管理会社・施工会社に確認すべきポイント

建物の防音性能を高めるためには、管理会社や施工会社との連携が不可欠です。
以下のポイントを確認・依頼することで、効果的な防音対策が可能となります。

1. 建物の構造や使用材料を確認する
建物の壁や床、天井に使用されている材料や構造を確認し、防音性能に問題がないかをチェックします。
とくに、壁が石膏ボードのみで構成されている場合、遮音性が低くなる可能性があるため、追加の対策が必要です。

2. 防音工事の実績や施工方法を確認する
施工会社に過去の防音工事の実績や、使用した材料、施工方法などを確認し、信頼できる業者かどうかを判断します。
また、施工後の効果についても、実際のデータや住民の声を参考にすることが重要です。

3. 防音性能の測定や評価を依頼する
専門の業者に依頼して、防音性能の測定や評価を行い、現状の問題点を把握します。
これにより、具体的な改善策を講じられるでしょう。

4. 住民への情報提供や対応
防音工事を行う際は、住民への情報提供や対応が重要です。
工事の内容や期間、騒音の発生状況などを事前に説明し、住民の理解と協力を得ることが求められます。

これらのポイントを管理会社や施工会社と共有し、適切な防音対策を講じることで、住民の快適な生活環境を維持できます。

まとめ

重量鉄骨造は、近年多くの賃貸物件で採用されており、その防音性能に関しても注目されています。
とくに、壁や床の構造が強固であり、隣の部屋や上階からの音が伝わりにくい点が大きな特徴です。
これにより、音の漏れや振動を大幅に軽減できるため、静かな生活環境を求める方におすすめです。

しかし、すべての重量鉄骨造が完璧な防音性をほこるわけではなく、建物の築年数や構造によっては、音が漏れることもあります。
そのため、物件選びの際には、内見などでできるだけ実際の防音性を確認することが大切です。
管理会社や不動産屋にしっかりと相談し、可能であれば内見時に音の状態をチェックすることをおすすめします。

重量鉄骨造は、防音性・耐震性・安全性を兼ね備えた、理想的な住まいのひとつです。
防音性を重視する方は、その特性を理解し、自身のライフスタイルに合った物件を選ぶことが、快適な住環境を実現するためのカギとなるでしょう。

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