中古マンションを購入する際のステップやかかる費用をご紹介
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公開日:2023/03/28
昨今の中古マンションはリノベーションされたばかりの物件が多く、大変質が高い建物ばかりです。
そのため、都心や利便性が高い地域の中古マンションは大人気で、少しずつ値上がりしている地域もあります。
当記事では、中古マンションを購入するまでの手順と、およそかかる費用について解説します。
ライフスタイルの変化などから中古マンションの購入を検討されている方は必見です。
購入したいマンションを探す
まずは自身が思い描いている、購入したい中古マンションの理想を決めます。
たとえば、マンションには主に以下のような種類があります。
※表の上に行くほど高層かつ資産性が高いです。
50~60建ての「タワーマンション」 | 都市部に建てられる、超高層マンションです。利便性や資産性が高く、高層からの眺めは最高です。また共用施設が充実していることが多く、プールや24時間受け付けのコンシェルジュ、トレーニングマシンが並ぶジムなどがあります。ただし、高層に住む場合は主な移動方法はエレベーターのみとなるため、自然災害発生時に停止すると、不便に感じる場合があります。 |
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戸数が200戸以上の「大規模マンション」 | 駅から離れた郊外に建っていることが多く、利便性や資産性はタワーマンションには劣るものの、戸数が多いためマンション価格や管理費等が抑えられており、コスパが良いといえます。マンションによっては共用施設の充実さを売りにしている場合があります。 |
10~20階建ての「中高層マンション」 | 駅チカや郊外などさまざまな立地が存在するため、利便性もまたそれぞれ異なります。戸数がちょうどよい数に設定されているため、エレベーターの使用によるストレスは少ないでしょう。ただし間取りは画一的で、選択の幅が狭まる可能性があります。 |
3~5階建ての「低層マンション」 | 駅チカや郊外などさまざまな立地が存在するため、利便性もまたそれぞれ異なります。戸数がちょうどよい数に設定されているため、エレベーターの使用によるストレスは少ないでしょう。ただし間取りは画一的で、選択の幅が狭まる可能性があります。 |
壁式構造の「団地型マンション」 | 物件によってはエレベーターがなく階段のみの場合があり、その場合は4~5階が非常にリーズナブルな価格で販売されていることがあります。棟ごとの共用施設および建物全体の共用施設があることが特徴です。 |
マンションのタイプは、建物の規模や戸数、階数によりおよそ5種類に分けられます。
それぞれメリットとデメリットがあるため、ご自身のライフスタイルに合わせた選択が望ましいでしょう。
マンションの仲介業者を選ぶ
自身が購入したいと思う中古マンションの条件を整理したら、購入案内をしてくれる仲介業者を探しましょう。
仲介業者を探すには以下の方法があります。
不動産ポータルサイト | 複数の不動産企業に関する情報がまとまったホームページです。気になる不動産会社があったら、まとめて資料を取り寄せることもできます。 |
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住みたい地域で営業している不動産会社へ直接訪問 | 希望している場所付近で営業している店舗へ、直接訪問する方法があります。待ち時間が発生する可能性があるため、あらかじめ予約をしたほうが確実でしょう。 |
また不動産企業には、全国展開している大手チェーン企業タイプと、地元の情報に特化した地域密着型のタイプがあります。
どちらのほうが良いということはありませんので、両方とも訪れてみて、担当者との相性や接客、得られる情報量について確認してみましょう。
契約の締結とおよそかかる費用
物件を決めて購入の契約を締結する際、およそ以下の費用がかかります。
(購入価格が1,000万円のケースを例にご紹介します。)
◆手付金:物件購入代金の10%が設定されていることが多く、契約時に支払います。(100万円)
◆初期費用:印紙税(1万円)、仲介手数料の半金(最大19万4,400円)
◆購入代金の残金:購入金額から手付金を引いた金額を支払います。(900万円)
◆仲介手数料の残金:(最大19万4,400円)
◆住宅ローン関連費用:フラット35を利用する場合は以下の関連諸費用がかかります。
印紙税(2万円)、火災保険料(15万円)、ローン保証料(0円)フラット35の適合証明手数料(約5万円)
◆管理費等の清算金:管理費と修繕積立金が毎月かかります。
◆固定資産税:毎年、1/1~12/31を一年度として固定資産税と都市計画税を支払います。
◆登記費用:物件の所有者が変更された旨を記載するために必要、かつ登記費用がかかり、司法書士へ依頼した場合は報酬も必要です。
物件の内覧・引き渡し
気になる物件があったら、必ずお部屋の様子を確認します。
画像や写真だけではわからない箇所や、実物を見るとイメージとは異なっていたというケースが多々あるため、お部屋の内覧は必ず行います。
引き渡し後、引っ越しのスケジュールを立ててマイホームへお引越しをしましょう。
家具が少なければ引っ越し業者に依頼せずともご自身で車に積んで運び込むことができますが、依頼する際は複数の会社から見積もりを取り、比較して決めましょう。
まとめ
中古マンションの購入における手順をご紹介しました。
安い買い物ではないため、物件を決める際はある程度の知識は持ちつつ、慎重に決めましょう。
昨今の中古マンションは非常に質が良いものばかりですから、思わず目移りしてしまいます。
内覧で隅々まで確認し、担当者にどんどん質問しつつ、理想のマイホームで暮らしましょう。